東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2006/12/29

浜松市産業情報室主催「特許ステップアップ講座」

1.日 時:平成18年11月16日(木) 13:30~16:00

2.場 所:浜松市労政会館 第3会議室

3.名 称:浜松市産業情報室主催「特許ステップアップ講座」

4.内 容:第1回「中間処理の対応~権利化の成否は「中間処理」で決まる~」

5.対 象:企業の知財担当者40名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部静岡委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部所属中小企業支援キャラバン隊員 加藤 道幸

8.コメント:
 当日の講義では、参加者の1/4程度が実際に特許の中間手続に従事され、それ以外の方も明細書作成業務等に携わっている方々でしたので、特許の中間手続に関する具体的な解説を最初から行っていきました。
 具体的には、まず審査の概要として、審査官による審査の進め方、拒絶理由通知の意味、拒絶理由の概要等について説明しました。その後、具体的な拒絶理由への対応として、記載要件違反や新規性等への対処留意点を説明すると共に、進歩性に関しては特に時間を割いて具体的な対処方法を説明しました。そして、意見書・補正書作成のポイントとしては、様式上の留意点、面談の活用等を説明しました。その他に審査に関係して予定される法改正について説明した後、質疑応答を行いました。

日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
  隊員 加藤 道幸

2006/12/29

日本弁理士会東海支部主催「知的財産出前授業」

1.日 時:平成18年11月10日(金) 10:50~11:30

2.場 所:愛知県東浦町立片葩小学校

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「知的財産出前授業」

4.内 容:「君も今日からエジソン」(新バージョン)

5.対 象:4年生120名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

7.講 師:知的財産支援センター小中高支援チーム 羽鳥 亘、藤沢 昭太郎

8.コメント
 今回の授業は、知的財産支援センターが作成した小学生向け「新バージョン電子紙芝居」を東海支部管轄地域内で最初に実施するという関係で、知的財産支援センター小中高支援チームの羽鳥亘先生及び藤沢昭太郎先生を講師に招いて実演していただいた。
 授業の内容は、従来の「サラカップル」、「カタシャンボトル」等で発明の考え方を子供にわかりやすく説明した上で、授業時間の関係で「新バージョン電子紙芝居」の第2章だけを行ったところ、子供たちから「続きを見たい」との要望が出され、急遽、第3章を追加実演した。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 今崎 一司

2006/12/29

知的財産啓発普及事業「知的財産活用セミナー」

1.日 時:平成18年11月9日(木)13:30~16:30

2.場 所:岡崎商工会議所 2階中ホール

3.名 称:知的財産啓発普及事業「知的財産活用セミナー」

4.内 容:(1)ヒット商品を支えた知的財産権
       (2)知的財産権の概要と有効活用

5.対 象:一般・中小企業関係者46名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産支援委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部所属 中小企業支援キャラバン隊 隊員 柴田 淳一・武山 峯和
8.コメント:
 柴田先生に続いてマルサンアイ(株)の研究所長 伊藤明徳氏が「我が社の知的財産戦略」と題して講演を行いました。その講演に対する最後の質問が商標制度に関する質問で、伊藤氏が回答にお困りの状態でしたので、私が質問を引き継いで回答した後に講義を始めました。
 まず始めに知的財産制度の概要について順次説明しました。具体的には、知的財産権として保護される知的創造物及び営業標識を図に示しつつ、各知的創造物・営業標識毎にどの法律によりどのような手続きを経て権利が発生するのか、発生した権利の権利期間、特徴について説明しました。このとき産業財産権としての保護と不正競争防止法による保護を対比して説明するよう注意しました。また著作権法による権利を別の図に示して著作者人格権、財産権としての著作権、著作隣接権について説明しました。
 その後知的財産権の有効活用として、特許権を中心にして独占排他的実施、他社へのライセンス、財産的活用、共有の場合の制限について説明しました。さらに発明が生まれたときに、社内ノウハウとして秘匿する場合と特許出願して権利化をする場合のメリット・デメリット、社内ノウハウとして秘匿する場合に必要となるリスク管理について話しました。
 なお、テキストは自分で作成したものを使用しました。出席者は全員真剣に聞いてくれました。知的財産の概要及びその基本的な活用について概ね理解をいただけたものと思います。

日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
隊員 武山 峯和