日本弁理士会東海会について
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会長ご挨拶
2019年4月1日に、日本弁理士会「東海支部」は「東海会」に名称変更され、その第2年目を迎えることとなりました。「平成」から「令和」への元号変更と重なり、新たな時代の幕開けというところです。ところが、令和2年に入ってから、いわゆる新型コロナウイルス感染の流行により、あらゆるものが停滞し、日本弁理士会東海会(以下、「東海会」)の事業もそのほとんどが中止されました。最も明るい目標であった「東京オリンピック2020」も1年の延期が決定されました。しかしながら、これらの混乱もいつかは終息し、平穏な日常が戻ってくるはずです。我々としては、状況を見守りながらも、すでに計画した事業をできる限り着実に進めていけるよう努力をしていきます。
東海会は、愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県を管轄地域としており、各地において様々な知財支援事業を続けて参りました。
具体的には、各地域での「知財広め隊」と銘打ったイベント開催による知財セミナー、パネルディスカッション、ポスターセッション等の実施、休日や週末を利用した休日/週末パテントセミナーの開催、各種イベントの出展ブースでの知財セミナー、知財相談会あるいは工作教室の実施、小中高校、大学、高専その他の教育機関の学生及び教職員等を対象とした知財授業への講師派遣、中小企業経営者あるいは知財担当者を交えた知財に関する座談会(知的財産経営サロン)の開設、多くの中小企業と結びつきのある地元金融機関と連携した知財セミナーや座談会の実施などが代表的な事業です。
また、東海会事務所においては、平日毎日午後に、「無料知的財産相談」も実施しております。
東海会は、これらの多くの事業を通して、知的財産に関する制度普及を促すと共に、より多くの方に「知的財産の専門家である弁理士」を知っていただきたいと考えています。そして、弁理士をより身近な存在として感じていただき活用いただければ、実際の経済活動の中で、弁理士が皆様の頼もしいパートナーとなれることを確信しております。
今年度も、日本弁理士会東海会及び弁理士を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年4月吉日 日本弁理士会東海会 会長 岩倉 民芳(イワクラ タミヨシ)