東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2009/12/28

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第2回>」

1.日 時:平成21年10月10日(土) 13:30~16:00

2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第2回>」

4.内 容:特許入門~あなたの発明を守るために!~

5.対 象:一般市民、企業関係者など61名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部 UR-10委員会 副委員長 山田 強、委員 大井 道子

8.コメント:
 今回のセミナーでは、特許入門と題し、失敗例から学ぶことを目的として、特許出願前の行動パターンを具体的に示しながら初歩的な内容を解説した。
 講義前半は、大井道子弁理士がよくある失敗事例を取り上げて、汎用性のある基本的な法律知識を具体的に説明した。講義後半は、山田強弁理士が中小企業と知財の関わりに焦点を絞って、経営と知財との関係を説明した。
 今回のセミナーでは、まず参加者に考えてもらう機会を与えたいという趣旨で、Q&A方式を採用し、資料配布をセミナー終了後とした。また、実際のイメージを掴んで頂くために、『この製品よく売れてましてね。知り合いから「特許をとったらどうだ」って言われたんですよ。どうですか、特許になりそうですか?』のように話し言葉でQを作成し、難解な用語を避けながら解説した。
 その甲斐あってか、参加者が60名を超えていたものの、大変熱心に耳を傾けてくれていたのが印象的であった。質疑応答でも、講義内容に即してこれを掘り下げた質問が殆どであり、参加者が十分に講義内容を理解してくれたことを伺い知ることができた。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
副委員長 山田 強、委員 大井 道子

2009/12/28

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第3回>」

1.日 時:平成21年10月24日(土) 13:30~16:00

2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第3回>」

4.内 容:ソフトウェアは知的財産?~賢く守って賢く使おう~

5.対 象:一般市民、企業関係者など57名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部UR-10委員会 委員長 南島 昇、委員 森 徳久、水野 健司

8.コメント:
 休日パテントセミナーの第3回目は、ソフトウェア分野に焦点を当てて知的財産権の解説をすることをテーマとした。テーマがソフトウェア分野に絞られているため、当日の参加者が前回に比べて大きく減少することも予想されたが、結果として合計57名もの方々に参加して頂くことができ、近年のソフトウェアを取り巻く知的財産権への関心の高さを窺い知ることができた。
 当日の講義は、第1部「概要」、第2部「賢い守り方」、第3部「賢い使い方」の3部構成とした。第2部の途中で10分休憩を挟んだ。
 第1部「概要」では、南島昇弁理士が、ソフトウェアを特許権と著作権の両方で保護することが可能であることを解説した。さらに、どのようなソフトウェアが発明に該当し、どのようなソフトウェアが著作物に該当するのかを、審査基準に挙げられている例を用いて解説した。
 第2部「賢い守り方」では、森徳久弁理士が、特許権取得の手順及び著作権取得の手順について、ソフトウェアに特有の点に重点を置いて解説した。さらに、特許権及び著作権の権利行使に必要な条件について解説した。
 第3部「賢い使い方」では、水野健司弁護士・弁理士が、特許権及び著作権の権利行使についてさらに踏み込んで解説した。契約締結の際留意すべき点、訴訟提起の際留意すべき点、特許権や著作権を侵害しない実施態様、などを中心に、話題になっているトピック(ワンクリック詐欺等)も含めて解説した。
 いずれの講義もほぼ予定通りに進行することができ、最後に10分間ほどの質疑応答の時間を設けることができた。2、3名の質問を受け付けることができ、参加者には概ね満足して頂けたのではなかろうか。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員長 南島 昇、委員 森 徳久、水野 健司

2009/12/28

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第1回>」

1.日 時:平成21年 9月12日(土) 13:30~16:00

2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第1回>」

4.内 容:拒絶理由通知ってナニ? ~拒絶理由通知に対するイメージを変えます~

5.対 象:一般市民、企業関係者など69名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部 UR-10委員会 委員 髙橋 祥起、細井 祥全、原田  征
8.コメント:
 2009年度初回のパテントセミナーである。初回であるということと、「拒絶理由通知」という題目の文言からもわかるように、入門編ではなく、いきなりの実務編で、どの程度の参加を見込めるのか、正直なところかなり不安であった。しかし実際には参加者は69名で、会議室全体が参加者でほぼ埋め尽くされ、非常に多くの方々に参加していただき、また熱心に講義を聴いていただいたと思う。
 3人の弁理士が担当ということで、これまでのようにオーソドックスに持ち時間の2時間半を三等分して講義を行う、という方法も考えられたが、講義が単調になって聴講者が飽きてしまわないようにしようと考え、3人が何度も交代しながら講義を行うという方法を採用した。また内容については可能な限り具体例を交えて解説することを心掛けた。
 まず、細井弁理士が「特許出願の全体の流れ」について講義を行い、その次に原田弁理士が「特許審査官について」という、従来にはあまりなかったと思われる内容の講義を行った。続いて、髙橋弁理士が中心となり、3人で「新規性及び進歩性」についての講義を行った。その次の「単一性」と、最後のまとめを原田弁理士が講義を行った。
 結局のところ、3人の弁理士がそれぞれ持ち寄った資料を合体させ、それについて講義を行うという形式を取ったわけだが、各人それぞれが異なった意見を持っており、講義前の資料のすりあわせに大変苦労した。また内容が盛り沢山だったため、内容を一部端折らざるを得なかったのが残念であった。もう少し時間の配分を考慮しながら資料も作るべきであったかと思う。講義後の質疑応答では割と質問が多かったが、奥田副支部長の手を借りながら、なんとか答えることができた。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員 髙橋 祥起、細井 祥全、原田 征