東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2010/03/31

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in四日市<第1回>」

1.日 時:平成22年2月13日(土) 13:00~15:00

2.場 所:じばさん三重(三重県四日市市安島1-3-18)

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in四日市<第1回>」

4.内 容:拒絶理由通知ってナニ?~拒絶理由通知に対するイメージを変えます~

5.対 象:一般市民、企業関係者など18名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 三重県委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部UR-10委員会 委 員 髙橋 祥起、細井 祥全、原田  征

8.コメント:
 三重県での休日パテントセミナーも5年目を迎える。この種のテーマで開催するのは初めてで多少不安があったが、テーマ,内容ともに非常に好評であった。
 「拒絶理由通知の役割」、「拒絶理由通知に込められたメッセージ」、さらに拒絶理由通知を受けた場合の対応策など、三名の講師が順次テンポ良く説明した。資料もさることながら、各講師の説明が論理明快で、参加者は最後まで熱心に聴き入っていた。『なぜ、こんなに通知がくるのか』から本題に入った。出願側の要素を列記し、また29条2項に関する留意点を力説して、いろんな角度から具体例を交えて分かり易く解説した。会場には自社出願や個人出願する方がおられ、講演終了後、来てよかったとお礼をいって帰られる人が何名もいた。「拒絶理由に対するイメージを変えます」のタイトル通り、参加者にとっては目から鱗が落ちる講演内容であったと思う。質問時間もオーバーし、関心の高さが伺えた。

日本弁理士会東海支部 三重県委員会
委員長 小林 宜延

2010/03/31

岐阜大学産官学融合本部主催「知的財産セミナープレ遊GO」

1.事業名:岐阜大学知的財産セミナープレ遊GO「判例に学ぶ知的財産権」

2.日 時:平成22年2月12日(金)16:30~17:30

3.場 所:岐阜大学産官学融合本部 1階ミーティングルーム

4.実施者:(主催・運営)岐阜大学産官学融合本部

5.内 容:特許侵害訴訟と明細書について

6.対象者:岐阜大学産官学融合本部職員、一般企業関係者等、約30人

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関大学支援キャラバン隊 隊員 廣江 武典

9.コメント:
 判例に学ぶ知的財産権というテーマで毎月開催されるセミナーにおいて、「特許侵害訴訟と明細書について」を取り上げました。題材は、横浜ゴム(株)が、ヨネックス(株)のゴルフクラブが自己の特許権の侵害をしているとして補償金を請求した東京地裁平成19年(ワ)第28614号 特許法65条1項に基づく補償金請求権等請求事件 平成20年12月9日判決言渡についてです。争点となったのは、「2つの部材を縫合する」という原告のクレームの記載と、「2つの部材を短小な帯片によって結合する」という被告のクレームの記載とが、文言上同一の解釈と認められるかが問題となりました。「2つの部材を縫合する」というのは、文字通りに縫い合わせるのではなく2つの部材を「接合する」程度の意味に解釈するのが合理的であると原告は主張しましたが、明細書の中にそのような解釈をとるに足りる記載がないため認められませんでした。そのため、原告の発明の本質的部分は、2つの部材を接合する点にありましたが、文言侵害は成立しないと判断されました。そこで、次回は均等侵害が成立するかどうかを解説する予定です。

日本弁理士会東海支部 大学支援キャラバン隊
隊員 廣江 武典

2010/03/31

岡谷市・長野県立岡谷工業高等学校「『商品開発』授業公開」

1.事業名:岡谷市・長野県立岡谷工業高等学校「『商品開発』授業公開」

2.日 時:平成22年2月12日(金) 10:00~12:00

3.場 所:テクノプラザ岡谷(長野県岡谷市)

4.実施者:(主催・運営)岡谷工業高等学校情報技術課・岡谷市

5.内 容:情報技術科の生徒による成果発表会
 ・次第
 (1)主催者挨拶
 (2)授業の様子を録画したものの上映
   地元のTV局(LCV)により昨年放映された番組(産業スケルトン)を録画したものを上映(15分程度)
 (3)生徒による作品発表(38名)
   作品は、昨年の夏休み明けから3次元CADでデザインし、製作した樹脂製マグネットカバー。デザイン・製作の過程で生徒は「商品デザインセミナー」及び「知的財産権セミナー」を受講している。司会進行は、生徒2名による。
 (4)審査結果発表
 (5)表彰式(最優秀賞、優秀賞、特別賞) 各審査員
 (6)閉会

6.対象者:3年生38名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 長野県委員会

8.審査員:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 松尾 誠剛

9.コメント:
 (1)作品はどれも、生徒自身が「商品開発」の授業を通じて製作したものであり、それなりに見応えがあった。最優秀賞、優秀賞、特別賞を選ぶのが大変だった。
 (2)発表会は、生徒自身がパワーポイントを使って作品を発表するとともに、実際に製作した作品を展示することにより行った。生徒は卒業前に、自分の作品・成果を多くの人の前で発表するという場を経験でき、多くのものを得たものと思う。
 (3)特別賞の講評の際に、知的財産の重要性について一言お話しさせていただいた。
 (4)さわやかな気持ちで参加することができた。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 松尾 誠剛