東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2010/05/31
日本弁理士会東海支部主催「半田市立有脇小学校における知的財産授業」
1.日 時:平成22年2月19日(金) 9:40~10:20
2.場 所:愛知県半田市立有脇小学校
3.名 称:日本弁理士会東海支部「半田市立有脇小学校における知的財産授業」
4.実施者:(主催・運営)日本弁理士会東海支部
5.内 容:電子紙芝居を用いた発明及び特許制度のご説明
6.対 象:5年生1クラス 36名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:東海支部教育機関支援キャラバン隊 隊員 藤田有三子、藤谷 修、加藤 康幸、堀木 克志
9.コメント:
前半では、「特許ってなんだろう?」をタイトルとした講義を行い、後半では、当会作成の劇画風電子紙芝居3部作のうち、「第2章 特許ってなあに?」を、出席の全運営委員が声優となって演じました。
前半の講義の中では、まず、身近にある発明を例示して発明とはどういうものかを説明し、その後、生徒達に、皿とコップで両手がふさがっているために皿のお菓子を食べられない場合、うまくお菓子を食べるためにどのような工夫ができるかを考えて提案してもらいました。生徒達とうまくコミュニケーションをとりながら授業ができたのではないかと思います。学校やクラスによって生徒の雰囲気が異なるため、常にとはいえませんが、このように、座学だけでなく、生徒が自ら考えて発表する場面も授業に取り入れた方が、授業に活気が出るように感じています。また、発明の身近さを実感してもらえるのではないでしょうか。
後半の電子紙芝居は、ほとんどの生徒が熱心に鑑賞していました。授業後に、校長先生および担任の先生から、「あれなら小学生にも特許というものが何なのか理解しやすい」とのコメントをいただきました。電子紙芝居に声まで入っていると、単なるビデオ鑑賞のようになってしまいますが、運営委員が生の声で演じるというのも、関心を惹きつけるポイントのようです。
担任の先生には、来年度も要請があれば授業を実施可能なことをアピールして来ました。要請があれば、ぜひうかがいたいと思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
運営委員 藤田 有三子
2010/05/31
三重県主催「特許出願人材育成講座」
1.事業名:三重県「特許出願人材育成講座」
2.日 時:平成22年2月19日(金) 13:30~16:30
3.場 所:高度部材イノベーションセンター2階中会議室(〒510-0851 三重県四日市市塩浜町1-30)
4.実施者:(主催)三重県 (運営)三重県農水商工部科学技術・地域資源室
5.内 容:「実践!特許出願書類の書き方(1)」-書き方編-
6.対象者:中小企業者40名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産支援委員会
8.講 師:日本弁理士会東海支部中小企業支援キャラバン隊 隊員 渡邊 功二
9.コメント
明細書と特許請求範囲の書き方について、共通する部分と個々の部分とに分けて講演を行い、最後に明細書作成の宿題について説明を行った。
まず、明細書と特許請求の範囲の役割について説明し、それらの記載事項を、出願書類のサンプルに基づいて法律に沿って説明した。
明細書と特許請求の範囲の作成にあたって、一般的な留意点と文章上の留意点を説明した。一般的な留意点として、発明の本質、内容を十分に理解することを説明した。文章上の留意点として、平易で分かりやすい文章、そのために文章を短くし、主語述語を明確にさせる等に留意するように説明した。
特許請求範囲の記載形式について、例を示して説明し、改善多項制に触れた。また、実施形態について、分かり易い記載とするための留意事項を説明した。
日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
隊員 渡邊 功二
2010/03/31
日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第10回>」
1.日 時:平成22年2月27日(土) 13:30~16:00
2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室
3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2009in名古屋<第10回>」
4.内 容:実践!特許出願書類の書き方~留意点を、具体的な実例に基づいて~
5.対 象:一般市民、企業関係者など79名
6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
7.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 副委員長 山本 尚、委員 山田 健司、佐藤 努
8.コメント:
2009年度の休日パテントセミナー最終日とあって多数の聴講者が来場し,3階第5会議室は略満席の状態であった。セミナー終了後の茶話会との関係もあろうが,近年の知的財産権に対する関心の高さを窺い知ることができる。講義テーマは「実践!特許出願書類の書き方~留意点を,具体的な実例に基づいて~」である。
第1部「特許出願書類とは~明細書作成のポイントを中心に~」を山田健司弁理士が担当した。特許法の目的に始まり,願書,明細書,図面及び要約書の各書類の意味や作成上の留意点を判例解説を加えながら丁寧に解説した。短い時間の中で特許請求の範囲を除く全ての書類を解説する必要があり,苦慮したものと思われる。
第2部「特許請求の範囲の作成のポイント」は佐藤努弁理士が担当した。特許請求の範囲の書き方に的を絞った講義である。最近の特許庁ファーストアクションの傾向も紹介しつつ,また審査基準や判例を解説しながら特許要件や記載要件を説明した。同時に,簡単なモチーフに基づいたクレームツリーの作成手法も紹介し,特許請求の範囲に関する一般的な考え方を受講者に理解してもらえたと思われる。
第3部「特許請求の範囲を実際に作成してみよう!」は演習形式の講義であり,山本尚弁理士が担当した。演習に用意した事例は,ガラス窓の結露を効果的に払拭するための発明で,ちり取り形状の露取り器をペットボトルに取り付けたペットボトル式露取器であった。技術的にシンプルではあるが注意すべきポイント満載の事例であり,初心者から上級者まで満足できたと思われる。数人の作成例を受講者に紹介し,出来映えを解説するなど,受講者との対話形式で講義を進めるものであった。
講義自体は概ね満足できるものと思われるが,セミナー終了後の茶話会との関係で講義時間が通常より短縮されたため,質疑応答時間を設ける余裕がなかったのが残念である。
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 山本 尚、委員 山田 健司、佐藤 努