東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2010/08/31
日本弁理士会東海支部主催「弁理士の日」記念イベント2010
1.イベント概要
日時:平成22年6月26日(土) 10:00~16:00
場所:名古屋商工会議所ビル 3階第1~第6会議室(名古屋市中区栄二丁目10番19号)
主催:日本弁理士会東海支部
企画:同支部 知的財産権制度推進委員会・UR-10委員会
運営:知的財産支援委員会委員、UR-10委員会委員、会員、支部役員、支部室職員(48名)
広報手段:会員賛助による新聞広告、関係諸機関等への開催案内の配布、ホームページ、DM
来場者:196名(延べ人数)
2.スケジュール
(1)知財セミナー1
●第1部「ニセモノの上陸をストップしろ!~知的財産の活用で水際対処~」(10:30-11:45)
講 師:名古屋税関業務部 知的財産調査官付 調査官 石瀬 裕規 氏
コーディネーター:弁理士 岡戸 昭佳
担 当:森 徳久、河村 賢昭
部屋名:第1会議室
参加者:17名
●第2部「改善で知財力をパワーアップしよう!~小さな改善から新商品だって生まれるんだ~」(13:00-14:15)
講 師:弁理士 森 泰比古
担 当:井上 敬也、加藤 淳也
部屋名:第1会議室
参加者:32名
●第3部「弁理士による知財紛争劇~おにぎりパック事件~」(14:30-15:45)
演 者:小林かおる、藤田有三子、加藤 康幸、山本 喜一、堀木 克志、関根 由布、生田 直子、崎山 潤一
担 当:水野 健司、榊原 靖
部屋名:第6会議室
参加者:29名
(2)知財セミナー2
●第1部「特許侵害・非侵害の分かれ目~権利解釈の基礎知識~」(10:30-11:45)
講 師:弁理士 吉田 健二
担 当:多賀 久直、細井 祥全
部屋名:第5会議室
参加者:47名
●第2部「東海の商標事件~事例紹介を中心に~」(13:00-14:15)
講 師:弁理士 奥田 誠
担 当:加藤 光宏、山田 強
部屋名:第5会議室
参加者:21名
(3)特別セミナー
●第1部「デザイン系学生及び教職員向け~デザインパテントコンテスト セミナー~」(10:30-12:00)
講 師:弁理士 飯田 昭夫(パテントコンテスト委員会 委員長)
担 当:高橋 寛明、平野 圭二
部屋名:第4会議室
●第2部「新人弁理士による弁理士試験合格体験談」(13:30-15:30)
発表者:一色 昭則、中山 英明、鈴木 和政、横山 武司、横井 直、水越 邦仁、助廣 朱美、木下 裕介
担 当:高橋 寛明、平野 圭二
部屋名:第4会議室
参加者:32名
(4)インターネット検索体験(10:00-15:30<最終受付>)
於:第2会議室
担 当:佐藤 努、髙橋 祥起、稲山 朋宏、斎藤 俊平
利用者:6名
(5)無料特許相談会(10:00-15:30<最終受付>)
於:第3会議室
担 当:富澤 孝、尾崎 隆弘、田中 敏博、中村 敬、田辺 政一、伊藤 浩二
相談者:12名
3.個々の企画の状況
●新人弁理士による弁理士試験合格体験談
弁理士というものをよく知らない一般の人や弁理士を目指している若者に弁理士という資格・業務を広く知ってもらうため、及び、新人弁理士に支部活動を知ってもらい支部活動への参加意欲を高めてもらうために、昨年に引き続き取り入れた企画である。今年は、事前に新人弁理士から各ゼミ団体への周知や受験予備校でのチラシの掲示を行ったので、32名もの参加者となった。個別の受験相談も行い、予定時間をオーバーして片づけの始まる4時まで多くの参加者が残っていた。
●弁理士による知財紛争劇~おにぎりパック事件~
記念イベントの一つとして定着し、今年で4回目の劇であるが、例年は、知推委員会、UR10委員会のメンバーで上演してきたが、ややドタバタ劇過ぎたきらいもあった。今年は、教育機関支援機構が既に脚本を作っており上演経験もあると聞いたので、教育機関支援機構に依頼して、おにぎりパックの特許権侵害事件をテーマにした寸劇を行った。昨年までよりも格調高い寸劇となったが、天気が悪く来場者が少なかったのと、弁理士試験合格体験談が延びて、ここの参加者が寸劇を見ることが出来なかったので、来場者が例年より少なくなってしまった。
● セミナー
上記寸劇の他に、税関での水際対処、改善で知財力をパワーアップ、特許権の権利解釈、東海の商標事件に関する4つのセミナーを開催した。税関での水際対処は、税関の知財専門官を講師に招き、税関での輸入差し止めの手続きについて説明して貰ったが参加者は少なかったが非常に有用な話であった。また、改善で知財力をパワーアップは、中小企業が如何に改善活動から特許製品を生み出すかという話であったが、今までのセミナーとは観点が異なりなかなか発明を出せない中小企業には役立つ話であった。また、近年弁理士会のセミナーのアンケートで、権利行使を考えているので、権利行使のセミナーをやって欲しいとの要望があった。そこで、今年は、特許権の権利解釈のセミナーとして、特許侵害・非侵害の分かれ目~権利解釈の基礎知識~を行った。参加者は47名もあり、最近の受講者のニーズが権利化だけでなく、権利行使・権利活用にあることがよく分かった。今後も、権利活用等のセミナーが重要になって来ると考えられる。また、東海の商標事件は、東海地区で過去にあった商標事件を紹介するものであり、面白く受講者に好評であった。今年は、天候が悪かったせいか受講者が昨年より減少した。また、特別セミナーとして、デザインパテントコンテストセミナーを行ったが参加者はなかった。
●特許庁電子図書館(IPDL)検索体験
無料特許相談会の待合室を兼ねる第2会議室にインターネットに接続された2台のパソコンを設置し、IPDLの利用及び操作の仕方について助言・指導(具体的事案についての検索や相談を伴わないもの)を行った。IPDLが設立されてから相当の年月が経過し、殆どの方がインターネットにつながったPCを所有している昨今においても、IPDLを知らない人や、知っていても有効な利用方法を知らない方が少なくなく、この企画のニーズが依然としてあることを実感した。
●無料知的財産相談会
第3会議室を5つの相談ブースに仕切り、各ブースにインターネットに接続されたパソコンを設置した。また、相談員としては、正副支部長・支部幹事等のベテランを配して、相談者の種々の相談に対応できるようにした。相談者は12名と例年より少なかった。
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
委員長 山本 尚
2010/07/30
(社)発明協会岐阜県支部通常総会 記念講演
1.事業名:(社)発明協会岐阜県支部通常総会 記念講演
2.日 時:平成22年6月16日(水) 15:00~16:00
3.場 所:(社)発明協会岐阜県支部(テクノプラザ内)
4.実施者:(主催・運営)(社)発明協会岐阜県支部
5.内 容:事務、販売、サービス部門QCの勧め
6.対象者:発明協会会員企業
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 岐阜県委員会
8.講 師:日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊 隊員 恩田 博宣
9.コメント:
7月に神戸で行われるJHS選抜QC全国大会に出場予定のチームから実際に発表を行い、その後オンダ国際特許事務所のQC活動の実績やその重要性について説明を行った。オンダ国際特許事務所では26年間にわたり、QCサークル活動を行い、品質の向上や業務の効率化、費用の節約に顕著な効果を上げている。
一般にものづくり企業における作業現場において、QC活動は盛んに行われていて、効果も上がっている。しかし、事務・販売・サービス(JHS)部門のQCはまだ始まったばかりである。
オンダ国際特許事務所の長年の経験から、JHS部門のQCをお勧めしたのが今回の講演であった。実際の活動事例の発表も入れての話であったため、説得力はあったものと思う。
日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
隊員 恩田 博宣
2010/07/30
中部知的財産戦略本部事業「教職員・課外活動指導員向けセミナー」
1.事業名:中部知的財産戦略本部事業「教職員・課外活動指導員向けセミナー」
2.日 時:平成22年6月5日(土)13:00~14:30
3.場 所:サイエンスワールド(瑞浪市明世町戸狩54)
4.実施者:(主催)中部経済産業局 (運営)(社)発明協会岐阜県支部
5.内 容:指導員が知っておくべき特許・著作権
6.対象者:サイエンスワールド指導員等
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 崎山 潤一
9.コメント:
サイエンスワールド(岐阜県先端科学技術体験センター)は、毎週来場した人たちにも飽きさせないように、100を超える体験型の科学イベントや実験教室を日替わりで催し、また、体験型の科学イベントや実験教室を通じて、来場者した3、4歳くらいから小学生までの子どもたちに「科学をたのしむ心(発明する心)」を育ませることを目的の1つとして運営されています。
さらに、実験教室などでは、工作の素材(例えば、紙飛行機の型紙)やパンフレットなどを作成して来場者に配布しており、実験教室の携わっている指導員の方々は、工作の素材やパンフレットを取り扱う際に著作権に気をつかわれています。
そこで、特許制度の仕組みと特許の取り方や、教育施設や非営利の施設における著作権の扱い方についての話を聞きたいとの要望を受け、「指導員が知っておくべき特許・著作権」と題したセミナーを行いました。
当日は、サイエンスワールドの指導員の方々や町内会などの地域自治体の指導員の方々など10名程度が参加され、活発な質疑応答が、セミナーの途中や終わりで行われました。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 崎山 潤一