東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2010/12/28

中部知的財産戦略本部事業「知財教育支援事業 デザイン系学生向け派遣型セミナー」

1.事業名:中部知的財産戦略本部事業「知財教育支援事業 デザイン系学生向け派遣型セミナー」

2.日  時:平成22年10月14日(木) 13:30~15:00

3.場  所:サンコンピュータービジネス専門学校(三重県津市広明町333)

4.実施者:(主催)中部経済産業局 (運営)(株)I&S BBDO名古屋支社

5.内  容:学生にわかりやすい知的財産権の基礎講座

6.対象者:同校情報処理科、情報技術科、情報研究科 24名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講  師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 中村 繁元

9.コメント:
 情報処理の専門学校の生徒さんを前にして特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権等の知的財産権の概要を説明しました。10代の若者に講演をするのは初めてだったので、少し緊張しました。なるべく笑いをとろうと努力しました。現在の総理大臣が弁理士の資格を持っていることは、だれも知らないようでした。回転寿司の問題点を題材にして、解決する発明を考えてもらい、全員に発表してもらいました。質疑応答では、弁理士という職業についての質問が多かったことが印象的でした。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 中村 繁元

2010/11/30

郡上市商工会主催「郡上ビジネスサミット2010」

1.事業名:郡上市商工会主催「郡上ビジネスサミット2010」

2.日 時:平成22年11月3日(祝・水) 13:00~15:00

3.場 所:やまと総合センター (社)発明協会岐阜県支部 郡上支会ブース内

4.実施者:(主催)郡上市商工会 (ブース運営)(社)発明協会岐阜県支部 郡上支会

5.内 容:(社)発明協会岐阜県支部 郡上支会ブースでの無料発明相談会

6.対象者:一般、中小企業者

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 岐阜県委員会

8.相談員:日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊 隊員 松井 勝義

9.コメント:
 (社)発明協会岐阜県支部郡上支会の依頼により、「郡上ビジネスサミット2010」で無料発明相談を行ないました。
 郡上ビジネスサミットは、一昨年及び昨年に引き続き3回目であり、郡上市内の企業等が一堂に会して、各ブースにて、自社企業のPR、商談会などを行なうものでした。
 常連の企業がある中で、新規事業を開拓した企業の参加も多くあり、地場産業の活性化の様子を垣間見ることができました。
 企業関係者だけでなく、多くの一般市民の人たちも訪れ、昨年以上に活況を呈しているように感じました。
 無料発明相談会は、発明協会郡上支会のブースにて行ないましたが、ブースで待つだけでなく、各企業のブースを回って、積極的に特許、商標等の相談を受けるように務めました。
 近年、知財の重要性、特に商標の重要性を認識してきている企業も徐々に増加し、ネーミングの際には必ず電子図書館で調査を行なうという企業も多くなってきている印象を受けました。
 無線LANの環境も整っていましたので、パソコンを用いて特許電子図書館による特許、商標などの検索方法、出願書類の作成方法などから、工業所有権情報・研修館のe-ラーニングでの学習についても説明しました。
 不況といわれる中で、新商品の開発に取り組み、実績を挙げている企業も多く、弁理士としても地元産業の発展に少しでも貢献したいという思いを新たにしました。

日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
隊員 松井 勝義

2010/11/30

日本弁理士会、日本弁理士会東海支部、岐阜県主催「知財支援フォーラムin 岐阜」

1.日 時:平成22年10月21日(木) 午後1時00分~5時00分

2.場 所:じゅうろくプラザ(岐阜市文化産業交流センター) 5階大会議室
        (岐阜市橋本町1丁目10番地11 TEL.058-262-0150)

3.主 催:日本弁理士会、日本弁理士会東海支部、岐阜県

4.後 援:特許庁 中部経済産業局 (独)中小企業基盤整備機構中部支部 岐阜市 国立大学法人岐阜大学 岐阜県商工会議所連合会 岐阜県商工会連合会 岐阜県中小企業団体中央会 (社)発明協会岐阜県支部 (財)岐阜県産業経済振興センター (財)岐阜県研究開発財団

5.テーマ:飛山濃水~環境技術と知的財産~

6.対象者:一般、大学・企業の研究者、技術者、ベンチャー企業を目指す人、中小企業の経営者、知的財産関係者

7.参加者数:145名

8.内 容:
  13:00       開 会 日本弁理士会東海支部 幹事 神谷 英昭
  13:00-13:15 主催者挨拶 岐阜県商工労働部 部長 江崎 禎英 氏
                     日本弁理士会 副会長 松浦 喜多男
  13:15-14:15 講演1「太陽光発電の今後」(60分)
              国立大学法人 岐阜大学 教授 野々村 修一 氏
  14:15-15:15 講演2「三洋電機のエナジー分野における知的財産戦略」(60分)
              三洋電機株式会社 知的財産本部 本部長 藤谷 泰弘 氏
              (休憩15分)
  15:30-16:30 講演3「ミツバチがもたらす健康・その応用開発と知財戦略」(60分)
              アピ株式会社 長良川リサーチセンター 部長 荒木 陽子 氏
  16:30-17:00 質疑応答
  17:00       閉 会 日本弁理士会東海支部 支部長 向山 正一

9.概 要:
 知財活動のさらなる充実、発展が要請されている中、日本弁理士会及び日本弁理士会東海支部では、東海支部エリアにおきまして、自治体等の公的機関、団体と連携して「知財支援フォーラム」を開催して参りました、本年度につきましては、岐阜県と共催し、環境技術と知的財産を考えることをテーマに、実務的かつ専門性の高いセミナーを企画しました。今回は地域の特徴をアピールすることも念頭に「環境」と「岐阜」ということを特に意識して、各講演をお願いしました。
 かつて環境技術は、公害問題や排気ガス問題に対処するためにいわば二次的に発達してきた技術とも考えられますが、現在は急成長する新産業分野における、日本の国際競争力が試されていると思います。クールアース50で提言された温室効果ガス排出量を2050年までに半減するという目標実現、二酸化炭素排出量25%削減の国連演説実現のためには、太陽光発電を大幅に普及させることが必要となります。講演1では、岐阜大学の教授であり同大の未来型太陽光発電システム研究センターのセンター長でもある野々村修一氏より、太陽電池の原理、シリコン系太陽電池を中心とした性能向上のための開発状況、高寿命化への流れ、システムインテグレータ関連の最近の動向、変動電源である太陽光発電とスマートグリッド等について非常に判りやすくお話しをいただきました。
 講演2では、クリーンエナジー社会実現への取り組みのシンボルであるソーラーアーク(岐阜県安八郡安八町)を有する三洋電機株式会社 知的財産本部本部長の藤谷泰弘氏が、三洋電機様の具体的かつ豊富な商品と知財とを関連させてご説明いただきましたので素人の方にも大変判りやすかったと思います。特にHIT(結晶シリコンとアモルファスシリコンを積層した)太陽電池はライセンスなどをせずに独占的に実施していく一方、HEV(ハイブリッド電気自動車用電池)事業については広く産業界での利用を図るなど、同社の知財戦略も披露いただき、また動画を用いるなど、興味深い講演内容でした。
 講演3では、創業以来103年の歴史をもつアピ株式会社 長良川リサーチセンター部長の荒木陽子氏が、ミツバチの農産物への寄与とその神秘、ミツバチ生産物(ハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリス)の研究からその応用開発、知財戦略までをお話いただきました。岐阜は近代養蜂業発祥の地であり、ハチミツの歴史は人類の歴史といわれるように、人類は新石器時代から、野生ミツバチの巣からハチミツを採っていました。そんな古くて新しいミツバチ生産物に長年取り組まれているアピ様から貴重なお話を聞くことができました。
 講演後の質疑応答の時間は当初予定よりも15分も長くなってしまいましたが、最後まで会場内からの熱心な質問が続き、各講演それぞれに対して均等に関心が示されていたと思います。
 このところ知財関連のセミナーについては頻繁に開催されてきたこともあって新鮮さを失いつつあるようですが、当日参加者もいて、予想以上に盛況でした。会場を出る参加者は、殆どの方が満足した様子であったと思います。今回の「知財フォーラムin岐阜」を成功裏に導いてくださいました関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

日本弁理士会東海支部 岐阜県委員会
委員長 神谷 英昭

岐阜県 江崎商工労働部長 ご挨拶 岐阜県 江崎商工労働部長 ご挨拶

日本弁理士会 松浦副会長 挨拶 日本弁理士会 松浦副会長 挨拶

岐阜大学 野々村教授 ご講演 岐阜大学 野々村教授 ご講演

三洋電機株式会社 藤谷部長 ご講演 三洋電機株式会社 藤谷部長 ご講演

アピ株式会社 荒木部長 ご講演 アピ株式会社 荒木部長 ご講演

日本弁理士会東海支部 向山支部長 挨拶 日本弁理士会東海支部 向山支部長 挨拶