東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2011/02/28
日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in名古屋(第7回)」
1.日 時:平成23年1月8日(土) 13:30~16:00
2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室
3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in名古屋(第7回)」
4.内 容:外国特許制度概説~米国、欧州、中国、PCTを中心に~
5.対 象:一般市民、企業関係者など82名
6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
7.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 副委員長 吉田 健二、委員 佐藤 努
8.コメント:
休日パテントセミナー第7回目は、「外国特許制度概説~米国、欧州、中国、PCTを中心に~」をテーマとして行いました。事前申込者は60名程度ありましたが、3連休の初日でもあり、また制度的な内容が中心であることから、40~50名程度の参加者を予想していましたが、予想を遥かに越える80名以上の参加者が集まり、会場は略一杯の状態でした。
講義は、全体を通して吉田健二弁理士が行いました。外国出願の必要性、出願国の選定方法に始まり、各国制度及び出願ルートの紹介及び解説を行いました。中でも、他国と比較して特徴的な米国特許制度の解説に時間を割きました。自身の体験を交えながら、ときには条文を原文のまま解説し、ときには重要な判例を概説するなど、出願段階から中間段階、権利化後に至るまで、わが国特許制度との相違点を中心に解説を行いました。欧州、中国及びPCTの制度説明や、出願ルート選定上のメリット、デメリットにも触れ、実務者が知っておくべき実務上の留意点を紹介しました。
熱心にメモをとる受講生が多く見られ、また、講義終了後に質問者が列を作るなど、外国特許制度への高い関心を窺い知ることができました。講義の中でもう少し質問を受けられるように時間配分ができたなら、受講者全体で質疑応答の内容を共有できたかもしれません。
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 吉田 健二、委員 佐藤 努
2011/02/28
日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in岐阜(第3回)」
1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in岐阜(第3回)」
2.日 時:平成22年12月18日(土) 13:30~16:30
3.場 所:岐阜県県民ふれあい会館(岐阜市)
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)同 岐阜県委員会
5.内 容:インターネットビジネスに潜む危険~著作権法の観点から~
6.対象者:一般・中小企業者
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 岐阜県委員会
8.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 委員 多賀 久直、水野 健司
9.コメント:
過去のパテントセミナーでは、インターネットビジネスに関する知財をテーマとする講演はありませんでしたので、事前の申込者が25名とこれまでの当地のパテントセミナーとしては多く、参加者も多いものと期待しましたが、残念ながら18名の参加者にとどまりました。
前半は多賀久直弁理士が「第1章 インターネットビジネスの開始」というテーマで1時間の講演を行いました。コンテンツ型ビジネス、ポータルモデル、電子商取引等のインターネットビジネス、著作物の種類、ウエブサイトやキャラクター等が著作物に該当するか、著作物がだれのものか等々について詳細な解説がありました。
後半は、水野健司弁護士・弁理士が「インターネットで著作物を使いたい」というテーマで1時間の講演を行いました。著作権侵害してしまうと何が問題か、インターネットで著作権侵害となる例、複製権や送信可能化権等の侵害、写真を掲載したい等インターネットで著作物を利用する場合の権利関係等々について詳細な説明がありました。
講演終了後の質疑応答の時間には、インターネットビジネスが一般化し著作物の利用機会の増加したことやコンプライアンスの気運の高まりによるものなのか、仕事を遂行する上での所定の行為が著作権侵害に該当するのか、あるいは特許公報等の公報類は著作物に該当するのか等々活発な質疑応答が展開されました。したがって、今回のようなテーマは、参加者の関心が高いと思われました。
今回の講演は、講演者による分かりやすく具体的な解説と質問に対する明瞭な回答により、参加者の方々には満足していただけたものと思われます。
日本弁理士会東海支部 岐阜県委員会
委員 西尾 章
2011/02/28
日本弁理士会東海支部主催「愛知県常滑市立常滑東小学校における知的財産授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「愛知県常滑市立常滑東小学校における知的財産授業」
2.日 時:平成22年12月16日(木) 8:45~12:25
第1時限 8:45~ 9:30
第2時限 9:40~10:25
第3時限10:45~11:30
第4時限11:40~12:25
3.場 所:愛知県常滑市立常滑東小学校
4.内 容:座学「特許ってなんだろう?」及び工作「エレキ万華鏡」
5.対 象:第4学年3クラス111名
6.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
7.講 師:駄栗毛直美、小林かおる(座学担当)、山本 喜一、橋本 由佳里、崎山 潤一、臼井 孝尚(工作担当)、生田 直子、三吉 祐二
8.コメント:
今年で3回目ですが、初心を忘れることなく新鮮な気持ちで支援活動に臨みました。
第1時限目に座学授業「特許ってなんだろう?」を大教室で第4学年3クラス分全児童を対象に実施しました。
交通手段の発達、エジソン白熱電球(とスワンの涙)、ベル電話機、アップルコンピュータ、日清カップラーメン、はるかちゃんのペーパースコップ、サラカップルを題材に、技術は特許で保護されることや、大発明の影にはドラマがあること等を説明しました。子供には時間の関係で発言を求めませんでしたが、問いかけにはボソボソとどこからともなく答えているシーンも垣間見ることができました。そのままお喋りに発展することなく、静かに聴いていたようです。
第2~4限目に工作室へ移動して、クラス毎にエレキ万華鏡(電子万華鏡)の工作を実施しました。当日は丁度寒波が襲うという不運の中、寒さと戦いながら(子供は平気の様子でしたが)、児童も講師も必死で各グループ全員がエレキ万華鏡を完成すべく、頑張りました。結線部分については事前に準備を行いスムーズでわかりやすい実施を心がけました。
工作授業では重要ポイントとなる「エレキ万華鏡のどういうところが発明になるのかな?」について前振りはしましたが、じっくり考える時間は残念ながら取れません。そのため、子供の中で「こんな工夫がされているんだなぁ、もし、誰も作ったことがなかったら、こういうところが特許になるかもしれないなぁ」という想いがよぎったことを祈るばかりです。作るのが早い子供にはエレキ万華鏡の外装にマジックで好きなものを描かせ、デザインという観点での工夫も体感させました。
現首相が弁理士であり、自動点数計算機なる特許を取得したことに言及すれば、もっと子供の中に特許や弁理士を工作と関連づけて意識させられたのではないかと後で思いました。
しかし、子供の表情を観る限り、知財普及の一助になったと感じることができました。寒さは身にしみましたが来年も是非実施させていただきたいと思いました。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 小林 かおる