東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2011/03/31
日本弁理士会東海支部主催「愛知県尾張旭市立旭小学校における知的財産授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「愛知県尾張旭市立旭小学校における知的財産授業」
2.日 時:平成23年2月4日(金) 8:50~15:30
3.場 所:愛知県尾張旭市立旭小学校
4.内 容:電子紙芝居「高橋是清の特許制度ことはじめ」及び工作「エレキ万華鏡」
第1時限(8:50~9:35)電子紙芝居による講義 1クラス
第2時限(9:45~10:30)上記クラスに対する工作教室
第3時限(10:50~11:35)電子紙芝居による講義 1クラス
第4時限(11:45~12:30)上記クラスに対する工作教室
第5時限(13:50~14:35)電子紙芝居による講義 1クラス
第6時限(14:45~15:30)上記クラスに対する工作教室
5.対 象:第6学年3クラス 88名
6.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
7.講 師:生田 直子、江間 路子、小林 かおる、加藤 康幸、三吉 祐二、藤田 有三子、橋本 由佳里、堀木 克志
8.コメント
1.平成22年度の弁理士会本会の台本WGで制作されました電子紙芝居「高橋是清の特許制度ことはじめ」(以下、「コレキヨ」と表記します)を使って小学校6年生を対象に1クラス毎に前半コレキヨ→後半工作という構成で授業を行いました(2時間×3クラス)。おそらくコレキヨを用いた授業は全国で初めてだと思います。以前、ある先生が台本を見ながら子供の前でやると不安な気持ちが子供に伝わるということを仰っていました。やる側が愉しくないと子供も愉しくなく、子供達に与える感動も半減するというのです。何気ないこの言葉は大きな意味を持ちます。しかし、約40枚にわたるスライドをアニメーションも含め全て覚え自由自在に本当の紙芝居のようにこなすのは至難の業です。丁度、コレキヨは、(1)この世に誕生~米国遊学帰国まで、(2)帰国後~専売特許条例誕生まで、(3)更なる外遊~治外法権撤廃等までと三部構成に分けることができます。そこで、三人で講師をすることにして、分担し、「スライド及び話す内容」を頭に入れて本番に臨みました。本番までの練習回数は打ち合わせを含めて合計3回と決して多くはありませんが、本番には何とかなっていました。ところで、コレキヨは子供から大人までを対象に使える題材として作成されたものですが、小学校6年生には向いているという印象を受けました。イラストの雰囲気そのものは子供にも受け入れられやすいものですし、子供も社会の時間で歴史を習っていますので歴史を絡めた話には興味を示すように見えました。大人びた内容を通じて特許や弁理士の世界を垣間見せることもまた知的財産制度の普及啓蒙を図る一手段に十分成りうるとの手応えがあったように思います。最後のまとめとして、知的財産権制度の整備は日本の歴史の上でどのようなことに役だったか(不平等条約の改正)、何故そのような駆け引きが必要だったのか(我が国は乏しい資源を引き替えとした交渉ができなかった)を子供に質問してみたところ、正解を出すことができたクラスもありました。
2.エレキ万華鏡の作成は理科室へ移動して実施しました。エレキ万華鏡は東海支部では小学校4年生程度でも実施していることから、小学校6年生では「簡単すぎるのではないか」との危惧がありましたが、そのような心配は無用でした。6年生になるとハサミや糊を使う手つきが安定してくるので工作にも余裕がありました。また、その6年生の持つ余裕が4・5年生よりも完成したときの感動を高いものにしていた様に見えました。ですので、エレキ万華鏡の特許の対象となるような工夫がどこに存在するのか、エレキ万華鏡を出願するときのクレームはどうやって書くのかにまで踏み込めば、もっと中味の濃い授業になりそうです。
3.ところで、おそらく学校の先生方が気を利かせてくださったものと思いますが、ケーブルテレビ局や中日新聞社の方が取材に来られました。外部の者が授業をするときにそれをできるだけ吸収しようという学校の先生方の積極的な姿勢は大変有難いと思いました。ご担当の先生は来年も是非と仰って下さいました。更に質を高めることが今後の課題です。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 小林 かおる
2011/03/31
日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in名古屋(第1回)」
1.日 時:平成22年9月11日(土) 13:30~16:00
2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室
3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2010in名古屋(第1回)」
4.内 容:特許庁との上手なやり取りの仕方~中間処理への的確な対応~
5.対 象:一般市民、企業関係者など86名
6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
7.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 副委員長 奥田 誠、委員 井上 敬也、富澤 正
8.コメント:
中間処理という一般の方にとっては馴染みの薄いテーマであったにもかかわらず、ほぼ会場が一杯になる盛況ぶりでした。
講義の前半は、井上弁理士が、特許出願手続について概説した後に、拒絶理由に対応した意見書の作成方法等について解説しました。
また、後半は、富澤弁理士が、シフト補正について解説しました。
前半・後半の講義を含めて2時間程度に収まったこともあり、講義後に約20分程度、後半の講義のテーマである出願の単一性について、奥田副委員長が、口頭にて補足説明を行いました。
出願の単一性は、一般の聴講者にとって難しいテーマかと思われましたが、講義後の質問は、むしろ出願の単一性に関するものの方が多く、知的財産制度に対する関心の高まり、知的財産制度に関する知識レベルの高さを垣間見た気がします。
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 奥田 誠、委員 井上 敬也、富澤 正
2011/02/28
中部知的財産戦略本部事業「平成22年度デザイン系学生向け知的セミナー事業」
1.事業名:中部知的財産戦略本部事業「平成22年度デザイン系学生向け知的セミナー事業」
2.日 時:平成23年1月26日(水)14:00~15:30
3.場 所:名古屋学芸大学短期大学部(日進市岩崎町竹ノ山57)
4.実施者:(主催)中部経済産業局 (運営)(株)I&S BBDO名古屋支社
5.内 容:知的財産権と著作権の基礎
6.対象者:同校ビジネス実務モデル専攻デザインモデル専攻他30名程度
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 前田 大輔
9.コメント:
普段デザインの勉強をされている学生に向けて、知的財産権と著作権の基本的な事項を紹介しました。講義内容が多く、最後が少し駆け足になったことは反省点ですが、知財全般の基礎的な話は概ね説明できました。「弁理士」という資格をほとんどの学生が知らないようでしたので、弁理士の業務についても説明しました。最後に質疑応答の時間を設けたところ、一緒に講義を聞いて下さった教授以外に学生からの質問はありませんでしたが、講義の内容自体は、学生も興味のある分野のようで、熱心に話しを聞いてくれているようでした。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 前田 大輔