東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2011/12/01

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2011in名古屋(第4回)」

1.日 時:平成23年10月22日(土)13:30~16:00

2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2011in名古屋(第4回)」

4.内 容:基礎からの明細書の読み書き、ここがポイント~特許・実用新案の明細書を読み書きしてみよう~

5.対 象:一般市民、企業関係者など83名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 UR-10委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部 UR-10委員会 委員 池田 建志、武藤 広晃

8.コメント:
 講演前半で明細書の書き方、講義後半で明細書の読み方の説明をしました。悪天候が予想されていたにもかかわらず、多数の方が聴講されました。皆さん熱心に聴講され、質問も多数出されました。
 明細書の書き方で別冊の仮想明細書例を用意したためか、この仮想明細書例に基づいた質問が多くあり、講演前半終了時点で個別の質問が講師と運営委員の計3名に質問が殺到し、後半の講演終了時に約30分の質問時間があったにもかかわらず、質問時間終了後さらに個別の質問があったほどでした。質問内容は、開発品の参考のための公報の選び方、明細書の書き方の方式的な内容の他、出願時及び補正時のクレームの作り方、進歩性の判断、等の深くつっこんだ質問がある等、多岐にわたっていました。「わかりやすかった」との声もあり、概ね好評だったと思います。
 以上のことから、聴講者の気を引きつけるためには、何らかの具体例を用意するのがよいように感じました。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員長 髙橋 祥起、委員 池田 建志、武藤 広晃

2011/12/01

日本弁理士会東海支部主催「岐阜県美濃加茂市立山之上小学校における知的財産授業」

1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「岐阜県美濃加茂市立山之上小学校における知的財産授業」

2.日 時:平成23年10月22日(土)9:30~11:30

3.場 所:美濃加茂市立山之上小学校 体育館

4.内 容:「☆みんなで遊ぼう発明教室☆」
  (第1部)電子紙芝居「パン職人レオ君物語-発明ってなあに-」
  (第2部)工作教室「くるくる昇るよ!磁石のおもちゃ」

5.対 象:小学校児童約60名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

7.講 師:教育機関支援キャラバン隊員 小林 かおる、山本 喜一、江間 路子、橋本 由佳里(講話担当)、森 徳久、園田 清隆、吉田 元治(工作担当)

8.コメント:
 岐阜県美濃加茂市立山之上小学校での知的財産授業では、パン職人レオ君の電子紙芝居(25分)、発明と特許のお話(25分)、工作授業(45分)をしました。
 発明と特許のお話では、産業の発達は発明の積み重ねで成り立っていること、身近な発明、小学生でも発明ができる、発明の仕方など、発明の重要性に重点を置いて、お話をしました。知的財産授業は、2年目とあって、お話の際の私からの質問に的確に答える生徒さんが多かったです。講義の風景よりおわかりのように、みんな体操座りで聞いていたので、前半の紙芝居、お話が終わるまで、いろいろな態勢の子供さんがいらっしゃいました。でも、こちらから質問したり、物を出して説明したり、また機構長からの質問があったりすると、みんな集中して聞いてくれました。
 工作授業では、浮力を利用した「磁石のおもちゃ」を6組(各組十人ほど)に分けて作成しました。当初、簡単にできてしまって時間が余ってしまうのではないかと考えていましたが、そのようなことはなく、ちょうどよい難易度であったと思います。特に、発泡スチロール棒に磁石を固定するための穴をあけるのが子供たちにとっては難しかったようです。子供たちと共に参加していただいたPTAの方からは、カッターで穴をあけるのではなく、彫刻刀のようなものを使ったら良かったのではないかというアドバイスを頂戴いたしました。また、パイプを包むシートをもう少し簡単に巻くことができるように両面テープを使ったらよいのではないかというアドバイスもありました。
 生徒さんとはずいぶん仲良しになれた感じがします。このような授業を通じて創意工夫の大切さがわかってもらえたら幸いです。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 小林 かおる

2011/12/01

名古屋国際見本市委員会主催「TECH Biz EXPO 2011(次世代ものづくり基盤技術産業展)」

1.開催概要

会 期:平成23年10月19日(水)、20日(木)、21日(金)、22日(土)

場 所:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場 名古屋市港区金城ふ頭2-2)

主 催:名古屋国際見本市委員会

構 成:名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、財団法人名古屋産業振興公社

来場者数:20、901名(4日間延べ人数)

内 容:ポスター貼付、パンフレット配布及びDVD放映による弁理士及び弁理士会の紹介、知財に関するミニセミナーの実施

相談件数:25件(4日間合計)

相談員等:中小企業支援キャラバン隊 隊員
 [相談員]
 10月19日(水)(午前)久納 誠司・細井 祥全 (午後)藤川 敬知・髙橋 祥起
 10月20日(木)(午前)相羽 洋一・安藤 敏之 (午後)林 洋志・佐久間 卓見
 10月21日(金)(午前)丸山 明夫・井上 敬也 (午後)小松 茂久・斎藤 俊平
 10月22日(土)(午前)栗田 恭成・神谷 雅敏 (午後)田林 大介・加藤 光宏
 [講 演]
 テーマ:「中小企業の為の知財基礎知識」(3日間共通)
 時 間:15:00~16:00(同)
 講 師:10月19日(水)藤川 敬知、10月21日(金)小松 茂久、10月22日(土)田林 大介

2.総評
 「TECH Biz EXPO」は、今年から開始されたものづくり企業の展示会であり、展示会としての規模および位置づけが周知されているものではないため、会場での知的財産に関する相談需要がどの程度あるのか不明確でありましたが、件数としてカウントされた具体的な相談だけでなく、弁理士や知的財産についての基本的な説明を求められるケースが多々あり、出展企業や来場者への弁理士および知的財産の周知を図ることにも一役買ったものと思われます。ただ、基本的な説明を求められるケースが多くあったということは、ものづくりの技術を有する出展企業や来場者であっても、知的財産の必要性についての認識が必ずしも高くなっていないということも考えられるため、我々弁理士が企業側のニーズに応えられるようにする意味では、認識水準についてアンケートをとるなど、積極的に働きかけることも有効かもしれません。
 また、3日間にわたって開催した講演「中小企業のための知財基礎知識」では、講演会場のサイズなどの関係から受講者の数はそれほど多くなかったものの、各日とも受講者の熱心な聴講姿勢がみてとれ、知財の必要性を認識する企業にとって依然として関心の高いテーマであると感じました。

日本弁理士会東海支部 知的財産支援委員会
委員 久納 誠司、栗田 恭成