東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2012/03/01

特許庁等主催「知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業「名古屋市立工業高等学校における知的財産授業(教職員向け)」

1.事業名:特許庁等主催「知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業「名古屋市立工業高等学校における知的財産授業(教職員向け)」

2.日 時:平成23年11月26日(土) 15:00~16:00

3.場 所:名古屋市立工業高等学校

4.実施者:(主催)特許庁・(独)工業所有権情報研修館 (運営)名古屋市立工業高等学校

5.内 容:知的財産権の基礎

6.対象者:名古屋市立高等学校教職員約50名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 山本 喜一

9.コメント:
 名古屋市高等学校の教職員により構成されるコンピュータ研究会メンバーの約50名を対象に、知的財産権の基礎について講義しました。年に一回開催される研究会の総会での特別講義として行いました。また、本年度の(独)工業所有権情報研修館(INPIT)の開発推進校事業の対象校となっている名古屋市立工業高等学校、名古屋市立若宮商業高等学校の教職員が参加されていました。
 該高校は開発推進校であるため、該高校の教職員は、自ら生徒向けに知的財産授業を行うための知識を身に付ける必要があるということで、非常に興味を持って聞いていました。また、身近な商品を例に挙げた基礎的内容という要望であったため、今回の講義では、食品包装、文房具、自動車、ペットボトルなどを例に挙げながら、特許、実用新案、意匠、商標について説明しました。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 山本 喜一

2012/03/01

日本弁理士会東海支部主催「田原市立伊良湖岬中学校における知的財産授業」

1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「田原市立伊良湖岬中学校における知的財産授業」

2.日 時:平成23年11月21日(月)13:05~14:45

3.場 所:愛知県田原市立伊良湖岬中学校

4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)田原市立伊良湖岬中学校

5.内 容:学内発明評価と特許手続きについて

6.対象者:第3学年1クラス(36名)

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 平野 圭二

9.コメント:
 伊良湖岬中学校は、総合学習として、アントレプレナーシップ学習(企業家精神を育てる学習)を取り入れており、創意工夫を生かした学習展開をされています。中学3年生36名の生徒が10グループに分かれて行った発明を評価するという大役を仰せつかりました。今回は、中間発表会ということで、各グループがまとめた発明について評価・提案をさせて頂きました。インターネットを使って調査してみると、どのグループが考えた発明も特許性の点では弱く感じました。すべてが日用品の発明であるために、今までにない物を考え出すことは非常に困難であると感じました。それでも、中学生ならではの面白いアイデアを見られて、楽しい時間を過ごすことができました。授業の残り20分ぐらいの時間で、発明のまとめ方、特許に関すること、弁理士の仕事などについて、急ぎ足にお話をさせて頂きました。生徒は、皆静かに聴いてくれました。あと、廊下ですれ違う度に、ほぼすべての生徒が挨拶してくれるところがとても好感的でした。次回は、12月の最終発表会となります。IPDLを使ってできる限りの調査を行い、生徒の発明を評価したいと思っております。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構運営委員会
運営委員 平野 圭二

2012/03/01

特許庁等主催「知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業「愛知県立若宮商業高等学校における知財授業」」

1.事業名:特許庁等主催「知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業「愛知県立若宮商業高等学校における知財授業」」

2.日 時:
 (第1回)平成23年7月5日(火) 13:30~14:10
 (第2回)平成23年7月6日(水) 11:20~12:00
 (第3回)平成23年10月26日(水)11:50~12:40
 (第4回)平成23年11月29日(木)14:20~15:10

3.場 所:愛知県立若宮商業高等学校

4.実施者:(主催)特許庁・(独)工業所有権情報研修館 (運営)愛知県立若宮商業高等学校

5.内 容:
 (第1回)産業財産権制度の概略と意匠登録の具体例
 (第2回)IPDLを利用した情報検索
 (第3回)意匠登録の模擬出願手続きの体験
 (第4回)知財アニメーション(仮完成版)の発表・監修

6.対象者:総合ビジネス科第3学年 課題研究「カラーコーディネート」12名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 (第1回)小林かおる、(第2回)臼井 孝尚、(第3回)廣田 美穂、(第4回)廣田 美穂

9.コメント:
 第1回目では、産業財産権についてざっくり説明するとともに、特許権、意匠権の実例を挙げました。実例では、ミリケシやカドケシのどのようなところが優れているのかを考えて、知的財産権の必要性について考えました。その後、先方のご依頼により「ムリ変」と称して鉛筆がより機能的なものになるよう考えるという時間を設けました。10~20分程度の時間ではなかなか難しいと感じました(本当の商品であったらそもそも無理でしょう)。ただ、今までとは違った視点で商品を見るというきっかけ作りができたように思いました。
 2回目は、1回目の授業で宿題としてあった「ムリ変」に関し、生徒一人一人の創作した鉛筆に関する新たな意匠を確認しました。鉛筆は生徒さんが普段から使っているものであるためか、生徒さんの創作された意匠は、機能性が高く、且つ、創作性に溢れた斬新なものが数多く見受けられ、感心いたしました。
 次に、IPDLを使用し、ミリケシとカドケシに関する意匠公報を検索しました。この意匠公報の検索では、現行Dタームと旧Dタームの両方で検索しました。また、意匠公報に掲載されている書誌的事項と図面を確認しました。
 続いて、生徒さんの創作した鉛筆の意匠の新規性の有無を調査しました。IPDLを使用し、意匠公報の調査と、特許庁に保管されている意匠公知資料の調査をしました。意匠公知資料は、そこに掲載されているURLによって意匠の形態を確認しました。この2回目の授業では、生徒さんが、IPDLを使った意匠の検索に慣れていただくことができたと思います。
 第3回目は、最初に、実際に出願しようとしている製品を例にとって、意匠登録の目的及び意匠登録の効果について簡単な説明を行いました。その後、意匠登録出願に必要な書類の内容説明を行い、パソコンを使用しながら願書を作成した後、製品の写真撮影を行いました。生徒達は写真撮影を楽しんでいる様子でした。
 第4回目は、知財アニメーションの仮完成版の発表会でした。テーマは「“他人の知財を尊重しよう”ということをわかり易く啓発する」というものらしく、ストーリー企画・作画・動画化等を全て生徒達が行い、色々と工夫が凝らされていたので、楽しく拝見させていただきました。私はアニメーションの内容につき監修を行い、弁理士の立場から簡単なコメントをさせていただきました。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 小林 かおる、臼井 孝尚、廣田 美穂