東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2012/07/31
NPO団体 たかはま夢・未来塾主催「高浜少年少女発明クラブ員に対する知財講義」
1.事業名:NPO団体 たかはま夢・未来塾「高浜少年少女発明クラブ員に対する知財講義」
2.日 時:平成24年5月12日(土)10:00~12:00
3.場 所:たかはま夢・未来塾(高浜市神明町2-18-13)
4.実施者:(主催・運営)NPO団体 たかはま夢・未来塾
5.内 容:発明についてのお話、工作
6.対象者:小学4年~中学1年 30名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 伊東 正樹
9.コメント:
最初に発明や特許とは何かについて簡単に説明し、主婦の発明事例などを使って身近な工夫で発明することができることや生徒の皆にも発明をすることが可能であることを説明しました。
続いて、生徒たちには通常の万華鏡の写真を見せて原理を説明した後、これと異なる手法で不思議な模様を表現できる電子万華鏡について完成品を見せながら説明し、工作を開始しました。
講義中の生徒は大人しかったのですが、工作の時間になると徐々に生き生きし出し、楽しそうに動き出しました。講師の指示に従って材料を加工し組み立てていきますが、生徒30名全員の進捗を把握するのは大変です。そのため、教室では生徒5~6名のグループに別れ、それぞれサポーターの方々についていただきました。サポーターが直接、生徒個々の質問に答えたり遅れている生徒の手助けなどをしていただき、全体をスムーズに進行させることができました。
最後に、電子万華鏡のからくりについて説明しました。発光ダイオードの光を2枚の回折格子を通して覗く構造ですが、小学生に光の回折や干渉といった高校の物理で習う現象を理解させるのはかなり難しく、それまでの楽しい雰囲気が、一転して静かになってしまった点は反省材料です。恐らく理解できた子は少なかったのではないかと思います。
今回、参加者の多くが小学校中高学年ということで、長時間話を集中して聴くことになれていない子が多いため、工作を取り入れましたが、生徒たちとのコミュニケーションを取りながら楽しく授業ができたと思います。後日クラブ側からお礼の連絡をいただき、多くの生徒からすごく楽しかったとのお声を頂いたときは、やはりやってよかったと思います。今後も要請があれば協力していきたいと思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 伊東 正樹
2012/06/29
日本弁理士会東海支部主催「愛知県立岩倉総合高等学校における知財授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部「愛知県立岩倉総合高等学校における知財授業」
2.日 時:平成24年5月30日(水) 11:50~12:40(第4限)
3.場 所:愛知県立岩倉総合高等学校
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)愛知県立岩倉総合高等学校
5.内 容:基礎からの著作権
6.対象者:第3学年13名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 石川 崇朗
9.コメント:
情報処理技術者の資格取得を目指す高校3年生13名(男子生徒7名、女子生徒6名)を対象に、著作権についてプログラムの著作物に重点を置いて講義しました。具体的には、この授業用に作成した資料(パワーポイント)をスクリーンに投影しながら、著作権と他の知的財産権(特許権、実用新案、意匠権、商標権)との関係、どんななものが著作権で守られるのか、どんな利用に著作権が及ぶか、著作権の制限などについて説明しました。また、講師の自己紹介に併せて、弁理士の仕事の概要についても説明しました。講義の最後に設けた質疑応答では、ゲームのキャプチャ画面をインターネット上に掲載することの是非や、著作権許諾に関する契約に関する質問などが挙がり、講義終了後にも、著作権の他、弁理士に関する質問についても個別に受けました。このような生徒の反応からすると、著作権を始めとする知的財産権全般に関心を持たせることができ、更には、弁理士という職業にも興味を持たせることができたと考えます。なお、男子生徒の方が女子生徒と比較的して関心が高い様子でした。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 石川 崇朗
2012/06/29
(公財)あいち産業振興機構主催「海外進出における知財戦略セミナー」及び「知財相談会」
1.事業名:(公財)あいち産業振興機構主催「海外進出における知財戦略セミナー」及び「知財相談会」
2.日 時:平成24年5月29日(火) 13:30~16:30
3.場 所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 18階セミナー室
4.実施者:(主催・運営)(公財)あいち産業振興機構
5.内 容:グローバル展開のカギを握る知財活用の重要性
6.対象者:中小企業の経営者、知財担当者等 30名
7.派遣講師:日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊 尾崎 隆弘
8.コメント:
■セミナー
「海外進出における知財戦略セミナー」について、セミナーの講師を担当しました。出席者は30名で、名簿から、ほとんどの人が会社員で、しかも知財の担当と思われる部署の人も多かったですが、大変大勢の人が熱心に聴いていただけました。グローバル展開のカギを握る知財活用の重要性という観点から、産業財産権を巡る国際情勢、産業財産権の戦略と重要性、海外特許、海外意匠、海外商標、事例紹介を説明しました。私のテーマについても、最後の10分の質問時間で、熱心に質問された人がありました。
■相談会
「相談会」を担当いたしました。事前申し込みをされた3社と、当日申し込みの1社を担当し、その内、1社がPCT出願に関する相談、1社が海外契約に関する相談、2社が米国に関する相談(特許手続き、米国特許売却)でした。4社とも中小企業であり、また、3社が社長(知財部員同伴の方も見えた)、1社が知財部門の方です。
いずれも海外出願についての理解が不十分の部分がみられました。担当者自身は、自己の理解が不十分であることを認識したうえで相談にみえたものと思われます。中には、自社手続きで困っていた例もあり、その場合には、手続きの流れを丁寧に説明いたしました。
各社とも具体的な相談であり、予定時間の20分/1社を十二分に活用した相談会でした。いずれの担当者も、海外知財についての理解を深め、納得して帰られました。
日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊
隊員 尾崎 隆弘