東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2012/10/30
岐阜大学産官学融合本部主催「知的財産セミナープレ遊GO」
1.事業名:岐阜大学知的財産セミナープレ遊GO「事例に学ぶ知的財産権」
2.日 時:平成24年4月13日(金)16:30~17:30
3.場 所:岐阜大学産官学融合本部 1階ミーティングルーム
4.実施者:(主催・運営)岐阜大学産官学融合本部
5.内 容:『Winny事件』~ファイル共有ソフトの公開、提供行為について、著作権法違反罪の幇助犯が成立するかどうかが争われた事例~
6.対象者:岐阜大学産官学融合本部職員、一般企業関係者等、約20人
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関大学支援キャラバン隊 隊員 廣江 武典
9.コメント:
今回は、被告人が、ファイル共有ソフトであるWinnyを開発し、その改良を繰り返しながら順次ウェブサイト上で公開し、インターネットを通じて不特定多数の者に提供していたところ、正犯者2名が、これを利用して著作物であるゲームソフト等の情報をインターネット利用者に対し自動公衆送信し得る状態にして、著作権者の有する著作物の公衆送信権(著作権法23条1項)を侵害する著作権法違反の犯行を行ったことから、正犯者らの各犯行に先立つ被告人によるWinnyの最新版の公開、提供行為が正犯者らの著作権法違反罪の幇助犯に当たるとして起訴された事案の平成23年12月19日の最高裁判決を取り上げ、Winny事件の概要について、初心者向けに分かりやすく解説しました。
日本弁理士会東海支部 大学支援キャラバン隊
隊員 廣江 武典
2012/10/30
岐阜大学産官学融合本部主催「知的財産セミナープレ遊GO」
1.事業名:岐阜大学知的財産セミナープレ遊GO「事例に学ぶ知的財産権」
2.日 時:平成24年2月10日(金)16:30~17:30
3.場 所:岐阜大学産官学融合本部 1階ミーティングルーム
4.実施者:(主催・運営)岐阜大学産官学融合本部
5.内 容:商標 「ゆうメール」 事件
6.対象者:岐阜大学産官学融合本部職員、一般企業関係者等、約30人
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関大学支援キャラバン隊 隊員 廣江 武典
9.コメント:
郵便事業会社によるダイレクトメール配達サービス「ゆうメール」を巡り、同じ名称を使用している札幌のダイレクトメール発送業者が提起していた商標権侵害訴訟で、東京地裁は郵便事業会社に対して「ゆうメール」名称の使用中止とカタログの廃棄を命じる判決を言い渡しました。
原告は区分第35類に指定役務「各戸に対する広告物の配布」について「ゆうメール」を商標登録していました。一方、郵便事業会社は区分第39類に指定役務「郵便の配達」について「ゆうメール」を商標登録していました。
このように、互いに商標権を有していても場合によっては侵害が成立するので、商標登録出願の際の指定商品、指定役務の特定に潜む問題点について、初心者向けに分かりやすく解説しました。
日本弁理士会東海支部 大学支援キャラバン隊
隊員 廣江 武典
2012/09/28
碧南市ものづくりセンターとの共催「知的財産出前授業」
1.事業名:碧南市ものづくりセンターとの共催「知的財産出前授業」
2.日 時:平成24年7月31日(火) 13:30~16:30
3.場 所:碧南市ものづくりセンター(愛知県碧南市)
4.内 容:講話「発明」、電子紙芝居レオ君物語第2章、「電子万華鏡」工作
5.実施者:(主催)碧南市ものづくりセンター・日本弁理士会東海支部
6.対 象:碧南市内在住の小学校4年生~6年生など8名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 橋本 由佳里、臼井 孝尚、山田 健、寺坂 真貴子
9.コメント:
碧南市ものづくりセンターでの出前授業では、市内の小学生7人と、発明クラブの指導員をされているIさんが、参加されました。前半授業では、「発明をするコツ」を主テーマに話をしました。また、今回初ですが、4人ずつの2つのグループに分かれて、「ポップコーンを載せた紙皿とジュースの入った紙コップを同時に持って飲食するための」チョットした工夫をしてもらい、A3サイズの紙に書いて発表してもらいました。生徒さん達には、10分間程考えてまとめる時間を与えました。子供たちは元気がよく、色々なアイデアがでました。Iさんは、前半のグループ単位での工夫のときに、グループ内をうまくまとめてくださいました。「友達に紙皿や紙コップを持ってもらう」、「紙コップの側面に紙皿を固定する」、「紙コップの上に紙皿を載せる」など。発表されたアイデアに対して、それぞれコメントし、最後に「サラカップル」の見本を一例として紹介しました。そして、発明家の心得として「課題をみつけること、新しいアイデアで課題を解決すること、熱心さ、競争力」が必要であることも話しました。その後質問もあり雑談をしていたら、講話だけで40分間もかかってしまいました。
次に、「レオ君」の紙芝居第2章(音声有り)を上映しました。上映後に、「レオ君は自分が発明したジャムパンについて特許をとっていなかったために、競業者シンにジャムパンを真似されて、シンのジャムパン作りをやめさせられず、夕日の照る中、ションボリと帰るレオ君の姿」を取り上げて特許を取得することの意味を説明しました。
後半の工作では、電子万華鏡を作成しました。講師は臼井先生です。最初の黒色の紙を切り取る作業で、進捗状況に差がでました。しかし、後半の2つのコップをテープで貼り合わせる頃には、皆さんの進捗状況はほぼ揃いました。ハンダ付け作業では、だれもさほど戸惑うことなく、配線接続部をハンダ付けしていました。碧南ものづくりセンターの出前授業に参加する子供達は、工作少年少女が多いため、工作はお手のもの。講師もあまり手伝うことなく、サクサクと自分たちで完成させることができました。回折シートをつけた2つのコップを重ねて覗いたときと、1つのコップのみの回折シートを覗いたときとでは、ずいぶん見え方に差があることに驚いていました。子供達は、きれいに見えるのは、発光ダイオードの光が照射される回折シートに原因があることがわかったようでした。
工作では、所要時間が予定よりも短くてすみ、結局、予定の終了時間よりも30分くらい早く終了しました。
子供達にきくと、出前授業は楽しかったようです。しかし、去年も出前授業に参加してくれたリピータ1人は、去年も同じ電子万華鏡を作成した経験があり、後半の万華鏡工作は少々物足りなかったようです。来年は、今年と違う工作をすることがよいと思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
橋本 由佳里