東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2012/09/28
日本弁理士会東海支部主催「養基小学校における知的財産授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「養基小学校における知的財産授業」
2.日 時:平成24年7月5日(木) 10:45~12:25(第3、4限)
3.場 所:養基小学校養基保育所組合立 養基小学校
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)養基小学校
5.内 容:君も今日からエジソン
6.対象者:第5学年2クラス46名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 髙橋 祥泰
9.コメント:
学習時間が2時限(90分)でありましたため、比較的余裕のある講義でありました。
自己紹介の後、知的財産という言葉の意味、発明から商標、著作物の概要、弁理士という職業の紹介をしました。
次いで、DVD「君も今日からエジソン」の前半(発明の意味、エジソンの発明、身近な発明の例)を示しながら、解説しました。
次に、発明の意味、重要性、身近な発明、乗り物の発明の歴史、池田町の発明家の紹介、発明保護の必要性を説明しました。
次に、DVD「パン職人レオ君」(約20分)を上映しました。
最後に、おもちゃの獅子舞、磁気電灯、万能ハサミなどの実例を示して、身近の発明に興味を抱くように話をし、「君も発明しよう、エジソンになろう」で、締めくくりました。
生徒にとっては未経験の学習分野でありますが、それだけに却って興味深く、真剣に聞いてくれたように思いました。このたびの授業で「特許、発明、知的財産権、特許権などのキーワードは頭に入ったのではないかと思います。
なお、生徒たちは、「発明」と言う言葉は或る程度は知っていたようですが、「知的財産」と言う言葉は殆ど知らない感じでありました。
最後に、DVD「パン職人レオ君」は楽しく見てくれていました。発明するということ、他人の発明を真似した時のこと、権利のこと、出願のことも解ってくれたと思います。このDVDは良い教材であると思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 髙橋 祥泰
2012/08/31
核融合科学研究所主催「研究員向け研修」
1.事業名:核融合科学研究所主催「研究員向け研修」
2.日 時:平成24年7月27日 13:30~15:30(15分の質疑応答時間を含む)
3.内 容:
1)特許の活用について(公的機関の活用も含む)
2)アイデア特許の権利化の注意点
4.場 所:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市下石町322-6)
5.実施者:(主催・運営)核融合科学研究所
6.対象者:同所研究員等30名
7.派遣講師:日本弁理士会東海支部 中小企業支援キャラバン隊 加藤 光宏
8.コメント:
同研究所では、外国も含め多数の特許権を有していますが、権利の維持費負担が大きく、十分に利益に結びついていないとのことでありました。セミナーでは、「特許で稼ぐ」のではなく「特許で守られた事業で稼ぐ」という視点の転換が必要であるということを、iPS細胞など具体例を交えて説明しました。また、後半では、アイディア特許を出願する際の留意点を説明しました。具体例として示した特許第3002658号「滑走路」は、研究所の方にとって、「これで特許になるのか!」と相当な驚きだったようであります。
講義後の質問は、アイディア特許の話題が中心でありましたが、特許活用の話も関心を持っていただけたようであります。
概ね、要望に沿った形でのセミナーができたのではないかと感じました。
日本弁理士会東海支部中小企業支援キャラバン隊
隊員 加藤 光宏
2012/08/31
日本弁理士会東海支部主催「安城市立明和小学校における知財授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部「安城市立明和小学校における知財授業」
2.日 時:平成24年7月18日(水)10:45~12:20(第3、4限)
3.場 所:愛知県安城市立明和小学校
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)安城市立明和小学校
5.内 容:発明ってなあに、発明の保護
6.対象者:第6学年2クラス 62名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 吉田 元治
9.コメント:
担当の先生との打ち合わせを踏まえ、1.発明、2.特許、3.弁理士という三つのことを説明しました。
1.発明が生活の不便を解決するための工夫であることを説明した上で、通常だと両手で操作しなければならないシャンプーボトルを片手で操作するためにはどのような構造にしたらよいか考えてもらいました。最初は全く思いつかなかったようですが、「ポンプを押す手」と「シャンプーを受ける手」が片手で済むようにする構造を考えて、というヒントを与えると、いろいろな案が出てきました。その中には用意していった「カタシャンボトル」(ノズルがU字に屈曲したもの)よりも優れた案がありました。
2.特許が発明を保護するものであり、特許が無かったらどうなってしまうかということを中心に説明しました。「レオ君物語」も見てもらいましたが、あまり反応がよくなかったように思います。
3.弁理士が特許をはじめとする知的財産についてアドバイスする職業であることを説明しました。参考に、実際の日本の特許公報を見てもらいました。
最後に質問コーナーを設けましたが、特許で裁判になったりするのか?、特許の存在を知らなくて物を売ったらどうなるのか?、といったレベルの高い質問を受けました。自分が考えていた以上に、小学校6年生は社会的な素養を備えていると感じました。この経験を活かし、今後も機会があればこのような授業を担当させていただきたいと思っております。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 吉田 元治