東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2013/03/29

日本弁理士会東海支部主催「愛知県立岩倉総合高等学校における知的財産授業」

1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「愛知県立岩倉総合高等学校における知的財産授業」

2.日 時:平成25年2月6日(水)9:50~10:40(第2限)

3.場 所:愛知県立岩倉総合高等学校

4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)愛知県立岩倉総合高等学校

5.内 容:商標権について

6.対象者:第3学年34名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 森 徳久

9.コメント:
 卒業を控えた3年生34名を対象に、商標法の基本的な知識について講義を行いました。
 生徒たちは8つのグループに分かれており、これまでの授業では、各グループを「株式会社」とする株式会社ゲームを行ってきています。各グループは、前回の授業までに、各会社のオリジナルのお菓子を企画していました。それらのお菓子の名称を商標出願する状況を想定しながら講義を行いました。
 まず、商標について知ってもらうべく、特許庁で貸出を行っている教材DVD(よくわかる商標制度)を生徒全員で鑑賞しました。その後、DVDでは説明が十分ではなかった点について解説を行い、最後に、学習の効果確認のための商標クイズを5問行いました。全員全問に正解したため、講義の効果は上々と思われました。
 最後に、各グループに、商標登録願のフォームを配布し、各グループで企画したお菓子の名称を商標登録出願するための願書作成実習を行いました。この実習中に授業時間が終わってしまいましたが、生徒たちは意欲的に取り組んでくれました。
 短い講義時間ではありましたが、生徒たちは商標の基本知識をよく理解してくれたと思います。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
 隊員 森 徳久

2013/02/28

日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2012in名古屋(第9回)」

1.日 時:平成25年1月26日(土)13:30~16:00

2.場 所:名古屋商工会議所ビル 3階第5会議室

3.名 称:日本弁理士会東海支部主催「休日パテントセミナー2012in名古屋(第9回)」

4.内 容:クラウド時代の著作権~やっていいこと、悪いこと~

5.対 象:一般市民、企業関係者など91名

6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会

7.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 加藤 光宏、福富 俊輔

8.コメント:
 著作権を取り上げることが少ないためか、当日は、一般の市民の方だけでなく、企業の方も多数参加されていたようです。
 セミナーは、前半は福富委員が、著作権の基本的な内容および改正著作権法の解説を行いました。その後、15分の休憩をはさみ、加藤が、クラウドの説明、クラウドを利用する上で生じ得る著作権法上の問題点、および、MYUTA事件、まねきTV事件、ロクラクⅡ事件など、クラウドに関連すると思われる判例の紹介を行いました。これらは、いずれもクラウド自体を取り上げた事件ではないため、それぞれの判例の事案と、クラウドとの関係を理解していただけるよう注意を払って解説したつもりです。
 講演終了後に15分ほど質疑応答の時間を設けました。参加者からは、改正著作権法に関する質問、侵害主体性の判断基準に関する質問などが寄せられ、参加者の関心の高さを感じました。質疑応答の時間が足りず、セミナー終了後も多数の参加者から個別質問を受けました。
 著作権は、参加者にとって身近な問題でありながら、制度が複雑で理解しづらい内容でもあります。それだけに、著作権について解説する機会をさらに増やしていくことも、今後、検討すべきと考えました。

日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 加藤 光宏
委員 福富 俊輔

2013/02/28

愛知県立南陽高等学校「日本弁理士会東海支部による知財授業」

1.事業名:愛知県立南陽高等学校主催「日本弁理士会東海支部による知財授業」

2.日 時:平成25年1月23日(水)16:00~17:30

3.場 所:愛知県立南陽高等学校

4.実施者:(主催・運営)愛知県立南陽高等学校

5.内 容:商標登録の手続きについて

6.対象者:Nanyo Company部11名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 木村 達矢

9.コメント:
 愛知県立南陽高校の部活動で、商品の企画・製造・販売・経理を通して、自分たちの活動で地域に貢献し、地域に喜んでもらう体験をすることを目的として、設立されているNanyo Company部の高校生11名の生徒が、その開発商品である福神漬けのネーミングについて商標登録出願をするとのことで、商標登録手続について説明しました。
 生徒は、既に出願書類を準備していましたので、それに基づいて具体的に修正点、注意点を交えて説明しました。また、当日は視聴覚教室を利用できましたので、実際に特許庁のホーム-ページにアクセスして、商標調査の方法等についても説明しました。
 さらに、将来は外国でビジネスをする可能性もあるということで、外国における商標登録の方法についても説明して欲しいとのことでしたので、パリ条約及び代表的な国ということで、米国、欧州、中国の商標制度について概要を説明し、より簡易な外国商標の登録方法として、マドプロ出願について説明しました。
 生徒は実際に商品の開発・販売をしているということもあってか、非常に熱心で、多数の質問があり、30分ほど時間をオーバーするほどでした。
 通常の一般人・社会人を対象としたセミナーと異なり、素朴な疑問・質問が多く、新鮮で楽しい時間を過ごすことができました。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 木村 達矢