東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2013/09/30
日本弁理士会東海支部主催「愛知県立鶴城丘高等学校における知的財産授業」
1.事業名:愛知県立鶴城丘高等学校における知的財産授業
2.日 時:平成25年7月17日(水)13:30~14:30
3.場 所:愛知県立鶴城丘高等学校
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)愛知県立鶴城丘高等学校
5.内 容:商標登録について
6.対象者:第3学年生徒16名及び教員2名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 臼井 孝尚
9.コメント:
今回講義を行った愛知県立鶴城丘高等学校では、西尾市の活性化事業を行っています。この事業は、具体的には、西尾市の特産品を使った商品開発、名鉄西尾蒲郡線の応援、及び地域の各イベントへの出店などです。そこで、今回の講義の目的は、その事業に使用する商標を生徒達が考案したため、それを商標登録しようというものです。
講義では、先ず、商標権を取得する意味、登録要件、出願手続及び商標権の内容などを説明し、その後、商標登録出願のための願書の作成方法について説明しました。願書の「指定商品又は指定役務」の欄の記載については、生徒達が個々にIPDLを使用し、自分たちが取得すべき「指定商品又は指定役務」は何であるかを考え、検索しました。
この検索では、生徒達の意見を取り入れ、「鉄道_利用」などのワードを入れましたが、検索結果が0となり、商品・役務を決める難しさを理解しました。結局、「商品_企画_実行」「地域産業」などのワードで検索しました。続いて類似商標の検索も行う予定でしたが、これは時間不足のためにできませんでした。
生徒達は、講義の最初からノートを取りつつ、真剣に講義を聞いてくれました。講義の終了後、生徒の代表者から本日の講義の感想を発表していただきました。この代表者の発表でも、講義内容をとても熱心に聞いてくださっていたことが分かりました。
私は、今後、この高校が出願する商標が登録されることを望みます。そして、この高校が行う事業活動を通じて、登録商標にその事業活動に関する業務上の信頼が仮体してゆけば、生徒達は商標権を取得する意味が実感できるのではないかと思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 臼井 孝尚
2013/07/31
名古屋市立名古屋商業高等学校における知的財産授業
1.事業名:名古屋市立名古屋商業高等学校における知的財産授業
2.日 時:平成25年5月28日(火) 15:20~17:00
3.場 所:名古屋市立名古屋商業高等学校
4.実施者:(主催・運営)名古屋市立名古屋商業高等学校
5.内 容:商標権の申請手続きについて
6.対象者:商業科流通経済コース約20名
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊 隊員 橋本 由佳里
9.コメント:
名古屋商業高等学校の生徒2,3年生約12名を対象に、商標法及び意匠法の基本的な知識について講義を行いました。
生徒たちは、紙布(伝統工芸)を用いたふろしきを作製しており、このふろしきに商標を付けて販売する予定だそうです。商標については、生徒さんたちが自分で調査・出願をすることができるように意識して、講義をしてきました。予め、生徒さんが考えた商標を送っていただき、商標登録できそうかどうかを調査・検討していきました。
さて、授業の流れは以下のようです。
1.商標の概要:商標とは?、商標登録のための条件、手続き、
2.意匠の概要:意匠とは?意匠登録のための条件、手続き、
3.商標調査:特許庁ホームページ、IPDLの説明。
本当は、生徒さんに商標調査を実際に行ってほしかったのですが。時間がたりませんでした。
とにかく、短い時間なので、要点だけを話すのが精一杯でした。しかし、生徒さんは、一生懸命に聞いてくれました。
この講義の後に、生徒さんは、商標の選択、指定商品の決定などを行って、願書を作成することと思います。実際に出願する前に、もう一回、講義を行うことになると思います。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 橋本 由佳里
2013/06/28
日本弁理士会東海支部主催「愛知県立東海商業高等学校における知的財産授業」
1.事業名:日本弁理士会東海支部主催「愛知県立東海商業高等学校における知的財産授業」
2.日 時:平成25年5月30日(木)13:25~15:15
3.場 所:愛知県立東海商業高等学校
4.実施者:(主催)日本弁理士会東海支部 (運営)愛知県立東海商業高等学校
5.内 容:特許紛争劇
6.対象者:3年生(14名)
7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 北 裕介、藤谷 修、近藤 由美、斎藤 俊平、榊原 靖、瀧川 彰人、高田 珠美
9.コメント:
今年度、同校では紛争劇を行うこととなりました。紛争劇を行うに先立って、まず、出願から特許権取得までの流れや、特許権を取得してからできること等、紛争劇を見るにあたっての基礎的事項について講義を行いました。
紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者Aと発明者Bとが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。
双方の主張に対してレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。紛争劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。また、劇の途中で生徒さんに質問する等、生徒さん達をまきこみながら紛争劇を進行しました。
難しい内容とは思いますが、生徒さん達は興味を持って聞いており、時折笑い声が聞こえる場面もありました。紛争劇の終了後には、弁理士は普段どのような仕事をしているのか等の質問があり、紛争劇の内容に加え、弁理士という職業にも興味を持っている印象でした。なお、授業の終了後に質問にくるほど熱心な生徒さん達もいました。
日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
副機構長 北 裕介