東海会の活動について
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支援活動報告
日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。
2006/03/24
日本弁理士会東海支部主催「知的財産セミナー2006-“青色発光ダイオード”から学ぶ新規産業の創成-」
東海支部では、毎年、支部開設を記念して、知的財産セミナーを開催しています。本年度は、産学官連携の成功事例として、青色発光ダイオードの画期的な基礎的研究、その基礎研究を活かした製品開発、そして、それらの知的財産の活用に関して、以下の趣旨の下に、講演会を開催しました。
我が国は、知的財産基本法の制定、知的財産の創造、保護および活用に関する推進計画の策定を通じて、知的財産を用いた新規産業の創造による科学技術創造立国を目指しているところであります。
青色発光ダイオードは、世界に誇る東海発の研究開発であり、その画期的な基礎研究から製品化に至る開発経緯は、まさに、上記の科学技術創造立国を実現した成功事例であります。また、青色発光ダイオードの開発経緯は、知的財産を用いた新規産業の創成および産学官連携の典型的な成功事例と見ることができ、これからの科学技術創造立国に向けて役立つ多くの重要な示唆に富んでいます。
このような観点から、如何にして世界発の画期的研究が成され、その成果が如何にして製品開発に活かされて新規産業の創成へと展開され、その過程において如何にして特許を活用したかを、企業における新規事業の創成、ベンチャー創生を志す中小企業経営者、大学発ベンチャーの起業家、企業や大学の研究者・技術者等を対象として講演しました。
第1部では、基調講演として、「青色発光ダイオードの研究開発について」と題して、豊橋科学技術大学学長の西永頌氏により、青色発光ダイオードの革新的研究を成された赤﨑勇氏の研究成果を紹介し、画期的技術の研究開発においてブレークスルーを実現するには、研究者、技術者にとって何が必要か、これからの日本の研究者、技術者には何が求められるかについてご講演いただきました。
また、第2部では、「青色発光ダイオードの技術開発から製品化について」と題して、豊田合成株式会社常務取締役の太田光一氏により、革新的基礎研究を製品開発に活かすための新規産業の創成には何が重要か、青色発光ダイオードの事業化への経緯をベースに技術経営や産学官連携の観点などについてご講演いただきました。
また、第3部では、「青色発光ダイオードにおいて知的財産の果たした役割について」と題して、豊田合成株式会社知的財産部次長で弁理士の小滝正宏より、青色発光ダイオードの研究開発及び製品化における特許の役割、訴訟で勝ち抜くためには何が必要かなどについて講演しました。
大学、企業、各県の知的財産関係者を中心として、400名程度の参加が得られ、そのアンケートからも、素晴らしい講演会であり、得られるものが多かったとの評判を得ました。
1.主 催:日本弁理士会東海支部
2.後 援:中部経済産業局、愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、(社)発明協会愛知県支部
3.日 時:平成18年1月27日(金)13:00~17:00
4.場 所:ヒルトン名古屋(名古屋市中区栄1-3-3 電話052-212-1111)
5.講師及びテーマ:
第1部【基調講演】「青色発光ダイオードの研究開発について」 講師 西永 頌 氏(豊橋技術科学大学学長)
第2部【特別講演】「青色発光ダイオードの技術開発から製品化について」 講師 太田 光一 氏(豊田合成株式会社 常務取締役)
第3部【特別講演】「青色発光ダイオードにおいて知的財産の果たした役割について」 講師 弁理士 小滝 正宏(豊田合成株式会社 知的財産部グループリーダ)
6.聴講者数:377名
2005/12/07
知多市立つつじが丘小学校における知的財産特別授業
1.日 時・場 所:平成16年11月25日(木)9:40~10:25
(於:知多市立つつじが丘小学校)
2.名 称:知的財産特別授業
3.内 容:君も今日からエジソン
4.対 象:6年生70名
5.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
6.コメント:
多目的教室にて2クラス70名の授業を実施した。児童の気持ちを掴むための導入の手品、発明品の紹介、パワーポイントを用いた特許権の効力の説明など、所定のプログラムに準拠して行った。全体として、集中、食いつきがよく、笑いの絶えない、楽しい授業になった。コップとサラを持たせて、コップを持ちながらお菓子を食べることのできる手段を児童に考えさせたところ、コップとサラを結合した「サラカップ」と同じアイデアを出した児童がおり、柔軟な思考に驚いた。
締めとして、発明は、イ)人が困っていることを解決してあげようという「やさしさ」と、ロ)その解決を可能とする自然の不思議に対する理解とがあれば、君たちにもできるよ、と言い、授業を終えた。
2005/12/07
豊橋市立中野小学校における知的財産特別授業
1.日 時・場所:平成16年11月9日(火)9:30~12:15
(於:豊橋市立中野小学校)
2.名 称:知的財産特別授業
3.内 容:君も今日からエジソン
4.対 象:6年生94名
5.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
6.コメント:
多目的教室にて2クラス94名の授業を実施した。児童の気持ちを掴むための導入の手品、発明品の紹介、パワーポイントを用いた特許権の効力の説明など、所定のプログラムに準拠して行った。2割程度はあまり乗りが良くなく、クラスによって雰囲気が異なるものだと感じた。全体としては、笑いも充分であり、楽しい授業であった。締めとして、発明は、イ)人が困っていることを解決してあげようという「やさしさ」と、ロ)その解決を可能とする自然の不思議に対する理解とがあれば、君たちにもできるよ、と言い、授業を終えた。