東海会の活動について

支援活動報告

日本弁理士会東海会が各地で行った支援活動をご紹介しています。

2013/11/29

知的財産支援活動だより(2013年11月 No.146)

・「休日パテントセミナー2013in名古屋(第2回)」
  東海支部 UR-10委員会 委員長 太田 直矢、委員 渡邉 賢司
・「休日パテントセミナー2013in名古屋(第3回)」
  東海支部 UR-10委員会 副委員長 鈴木 和政、委員 伴 昌樹
・「休日パテントセミナー2013in名古屋(第4回)」
  東海支部 知的財産権制度推進委員会 委員長 加藤 光宏、委員 井出 佳一
・「休日パテントセミナー2013in各務原(第1回)」
  東海支部 岐阜県委員会 副委員長 木村 達矢

詳細はWEBブック(リンク:日本弁理士会)をご覧ください。

2013/10/31

碧南市ものづくりセンターとの共催「知的財産出前授業」

1.事業名:碧南市ものづくりセンターとの共催「知的財産出前授業」

2.日 時:平成25年8月1日(木)13:30~16:30

3.場 所:碧南市ものづくりセンター(愛知県碧南市)

4.内 容:電子紙芝居「マンガ本は誰のもの」及び「発明ってなあに」による講義、「簡単なリニアモーター」工作

5.実施者:(主催)碧南市ものづくりセンター・日本弁理士会東海支部

6.対 象:碧南市内在住の小学校3年生~6年生21名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:教育機関支援キャラバン隊 北 裕介 、和気 光、山田 健、江間 路子、花田 久丸、安井 雅俊、高田 珠美

9.コメント:
 碧南市ものづくりセンターでの出前授業では、碧南市内在住の小学生21名が参加されました。前半の授業では、最初に、電子紙芝居「マンガ本は誰のもの」(音声有り)を上映しました。小学校3、4年生の子が多く、内容的には少し難しい部分もありましたが、個性豊かな登場人物のやりとりが面白く、時折笑い声も交えながら皆集中して観ていました。上映後に、電子紙芝居で出てきた内容の確認や、著作権とは何か、身の周りにある意外なものも著作物であること等について説明しました。また、比較的低学年の子が多かったため、法律による行為規制の前に、まず、相手の立場になって自分がされたら嫌なこと(真似等)はしてはいけないという倫理面の話を平易な言葉で説明しました。
 次に、電子紙芝居「発明ってなあに」(音声無し)の第1章、第2章について、音声を参加講師7名で分担して上映しました。両親のレストランにおける音声連絡の課題の発生、レオ太とゴリオによる創意工夫、携帯糸電話機の発明完成、更なる発明改良、弁理士キヨじいさんの指導による特許の取得、ミャーコによる模倣と共同での実施という流れで、テンポよく話が進むため、こちらについても飽きずに皆集中して観ていました。上映後には、発明・特許とはなにか(社会を豊かにするもの)、先の著作権との違いは何か等について説明し、併せて弁理士の仕事の内容について、簡単に説明しました。
 授業開始時には、特許権や著作権、弁理士について知っている子はほとんどいませんでしたが、今回の出前授業が僅かでもきっかけとなり、参加してくれた子供達が将来、技術者や弁理士となって活躍してくれることを期待したいと思います。
 後半の工作では、子供達が6つのグループに分かれて、「簡単なリニアモーター」を作成しました。工作の講師は山田が担当し、その他の先生方は、各グループに分かれて個別に指導して頂きました。今回、作成したリニアモーターは、電気と磁石の力を利用してコイルが回転しながらレール上を進む仕組みになっています。工作の手順としては、(1)磁石及びレールを固定した発泡スチロール製の箱を作製する工程、(2)レールに電池ボックスの配線を半田付けする工程、及び(3)コイルを作製する工程の3つの工程からなります。1番目の工程では、20個の磁石を、向きを揃えながら箱の底に一列に並べて固定する作業が最も難しいのですが、ほとんどの子供達(特に高学年)が難なくやり遂げていました。2番目の工程では、初めて半田付けを体験する子供達もいましたが、先生方の手助けもあり、みんな無事に行うことができました。3番目の工程は、最も個人差が現れる結果となりました。銅線を環状に巻いてコイルを作成する作業は、一見、簡単に思われますが、指先の力を必要とするため、低学年の子供達には少々、難しかったようです。また、余らせた銅線の両端部分を利用してコイルの回転軸を作成する作業では、コイルのバランスを保つのが難しく、少しでも歪んでしまうとコイルが回転しなくなります。子供達は、大人でも難しい作業を、試行錯誤しながら熱心に取り組んでくれました。先生方の手助けもあり、最終的には子供達全員、リニアモーターを完成させることができました。なお、子供達は、電気と磁石の力でコイルが回転することは理解してくれたようです。将来、中学校で電磁誘導を正式に学習した際に、子供達に今回の知的財産出前授業のことを思い出してもらえたら幸いです。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
委員 和気 光、山田 健

2013/10/31

NPO団体たかはま夢・未来塾主催「高浜少年少女発明クラブ員に対する知財講義」

1.事業名:NPO団体たかはま夢・未来塾主催「高浜少年少女発明クラブ員に対する知財講義」

2.日 時:平成25年5月11日(土)10:00~12:00

3.場 所:たかはま夢・未来塾(高浜市神明町2-18-13)

4.実施者:(主催・運営)NPO団体たかはま夢・未来塾

5.内 容:発明についてのお話、工作

6.対象者:小学4年~中学2年40名

7.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構

8.講 師:東海支部教育機関支援キャラバン隊 隊員 伊東 正樹

9.コメント:
 最初に発明や特許とは何かについて簡単に説明し、主婦の発明事例などを使って身近な工夫で発明することができることや、生徒の皆さんにも発明は可能であることを説明しました。
続いて、生徒たちには「圧電素子」を見せて、叩くと電圧が発生する性質を説明した後、これを利用した圧電素子ライトの完成品を見せながら工作を開始しました。
 どの子も始めて見る素子だけに、説明だけでは最初良く分からなかったようですが、実演を見ると俄然興味が湧いてきたようで、工作は楽しそうに取り組んでいました。講師の指示に従って組み立てていきますが、一人でどんどん進む子や、何も動けず固まっている子などバラバラで、生徒40名全員の進捗を把握するのは大変です。そのため、教室では生徒6~7名のグループに別れ、それぞれクラブのサポーターの方々についていただきました。サポーターが直接、生徒個々の質問に答えたり、遅れている生徒の手助けなどをしていただき、全体をスムーズに進行させることができました。
 最後に、圧電素子の原理や他の用途(イヤホン、電子ライター、インクジェットプリンタなど)に幅広く使われていることを説明し、皆さんのアイデアでいろいろな使い方を考えてもらうようお願いして終わりました。
 毎年この活動に取り組んでいますが、子供たちからも好評で、クラブ側からは毎年の支援には大変感謝している旨のお礼をいただいております。今後も要請があれば協力していきたいと思います。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊
隊員 伊東 正樹