東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2006/11/05

弁理士は良きパートナー(食材を生かして使う料理人)

 弁理士は、「食材を生かして使う料理人」であり、また、「食材の旨味を引き出す料理人」でもあります。良きパートナーとして、お客様の知的財産を、揺籃期から成長期を経て働き盛りとなるまで、暖かく育てつつ厳しく鍛え上げるように、お手伝い致します。また、成長期や働き盛りの知的財産権を用いてお客様の仕事を守り、必要に応じて攻めに転じ、これにより、お客様の売上を延ばして更に儲けて頂けるように、お手伝い致します。

 揺籃期では、発明考案やデザイン或いは標章等の種々の知的財産の萌芽を見出し、将来の知的財産権として育て上げ得るか否かの判断や、育て上げる準備のお手伝いを致します。
 成長期では、より強力な知的財産権を獲得できるように、上記した知的財産の萌芽に対して十分な栄養とエネルギーを与えて鍛え上げます。また、成長期という半人前の知的財産であっても、お役に立てる所を探し出して、お客様の仕事を守ります。

 働き盛りになると、お客様の仕事を競争者から守り、不正な競争者を排除し、双方の誤解等に基づく競争者との不要な争いを回避するように、お客様の利益を確保するべく、種々の場面で知的財産権を用いてお手伝い致します。例えば、特許権・商標権の侵害訴訟の代理、不正競争行為についての訴訟の代理、専門的仲裁機関での調停や仲裁、譲渡・ライセンス等の契約締結の代理、税関での水際規制の申請の代理等を行います。業務の詳細は、お問い合わせください。

 ご存じのように、料理には、日本料理、中華料理、フランス料理等、種々の料理が有ります。同様に、プロの料理人たる弁理士にも、得意分野/不得意分野が有ります。弁理士をご活用頂く際には、その得意分野/不得意分野を十分に見極めて頂くように、お願い致します。


日本弁理士会東海支部 幹事
弁理士 丸山 明夫