そこで、是非役立てて頂きたいのが今回ご紹介する「休日パテントセミナー」です。知的財産権のエキスパートである弁理士の社会貢献活動の一環として開催されるこのセミナーは、弁理士自らが企画・運営を行うものであって、大好評のもと平成12年以来今日までずっと続いている無料市民講座です。当地域で活躍している日本弁理士会東海支部所属の弁理士が、分かりやすく解説致します。
今年は、名古屋市、岐阜市、静岡市、浜松市、長野市で開催しますが、ここでは名古屋市での開催についてご案内します。本セミナーは9月9日(土)の<導入編>を皮切りに既に実施されていますが、10月以降は基礎編として全4回、応用編として全5回の講義を毎月開催していく予定です。
基礎編の第1、第2、第4回では、身近にある特許、意匠、著作権の実例を紹介しながら、各制度の概要について解説します。基礎編の第3回では、商標に関し、ネーミングにおける注意点などを中心に解説します。以上は知的財産権についての知識が比較的少ない初級者の方々を対象としたものです。
また応用編では、より実務的な色彩の強い、中級者以上向けの講義として、第1、第2、第3、第5回では特許実務に関する講義、第4回では意匠・商標実務に関する講義を行います。従って、これら一連のセミナーを受講すれば、知的財産権全般についての正しい知識を体系的に身に付けて頂くことができるでしょう。
例年このセミナーには、企業・大学・公的機関にて知財業務に携わり始めた方、開発業務に従事する技術者の方、中小・ベンチャー企業の経営者の方、個人発明家の方など、多種多様の方々が参加されます。参加者の層は年々広がっており、大変嬉しく思っている次第です。今年初めての方もリピーターの方も奮ってご参加下さい。
本年度はアクセスの良さ等を考慮して、会場を伏見の名古屋商工会議所ビルに変更しましたので、お間違えなく。なお、詳細及び前述した名古屋市以外でのセミナーについては、当支部のホームページをご覧下さい
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 渥美 久彦
副委員長 渥美 久彦