特許を取得するのはなぜでしょうか。「技術を独占してライバル企業の参入を阻止する」というのが一般的な
理由ではないでしょうか。
しかし、先日、ある中小企業の社長様(製造業)から興味深いお話しを伺いました。その会社さんは、最近、
初めて特許権を取得されたのですが、笑顔で「先生、特許がとれて本当に会社は助かっています。一番大きいの
は、銀行さんの態度が180度変わったことですね。」とおっしゃいました。
要するに、特許取得前はなかなか十分なお金を借りることができなかったのに、特許がとれた途端、銀行が
「貸します、貸します」と言って思いがけない額の融資を勧めてくれるようになったということです。
銀行は、「特許を取得できるような会社は、独自の高い技術力を持ち、自社製品の開発意欲が豊富で非常に信
頼度が高い」と評価するそうです。
その社長さんは、今も、新たに資金を投入して自社製品の開発をすすめ、さらなる融資を念頭において二件目
の特許取得に向けて邁進しています。
特許取得によって期待できる融資の額と、開発・知財コストとを比較検討しながら、戦略を練るのも大切だと
考えます。
弁理士 岩田 康利
理由ではないでしょうか。
しかし、先日、ある中小企業の社長様(製造業)から興味深いお話しを伺いました。その会社さんは、最近、
初めて特許権を取得されたのですが、笑顔で「先生、特許がとれて本当に会社は助かっています。一番大きいの
は、銀行さんの態度が180度変わったことですね。」とおっしゃいました。
要するに、特許取得前はなかなか十分なお金を借りることができなかったのに、特許がとれた途端、銀行が
「貸します、貸します」と言って思いがけない額の融資を勧めてくれるようになったということです。
銀行は、「特許を取得できるような会社は、独自の高い技術力を持ち、自社製品の開発意欲が豊富で非常に信
頼度が高い」と評価するそうです。
その社長さんは、今も、新たに資金を投入して自社製品の開発をすすめ、さらなる融資を念頭において二件目
の特許取得に向けて邁進しています。
特許取得によって期待できる融資の額と、開発・知財コストとを比較検討しながら、戦略を練るのも大切だと
考えます。
弁理士 岩田 康利