毎年夏になると、科学体験イベント「なごやサイエンスひろば」が先端技術連携リサーチセンター(名古屋市
守山区)で開催されます。本年度は、8月2日(土)に開催され、中部経済産業局主催の「サイエンスショー」や、
愛知県内の試験研究機関、教育機関その他の団体により開設される科学体験イベントなど、科学に関する楽しい
催しが様々に行われました。そして、日本弁理士会東海支部は、今年も中部経済産業局主催の「サイエンスショ
ー」に協力する形で“自然科学体験”と題した工作ブースを開設しました。
今年は、4種の工作(午前:空力翼艇ラム、カレイドサイクル、午後:おもしろ電池、圧電素子ライト)を実
施しました。
「空力翼艇ラム」の工作では、一枚の紙から翼の形をした紙の飛行艇を作りました。この工作は、紙を複雑な
形状に切ったり、それを正確に貼り合わせたりしなければならず、工作としては少し難しかったかも知れません
が、子供たちは皆あきらめずに頑張って作り上げていました。この工作では、絵を描いたり色紙を貼ったりして、
自分だけのオリジナル品を作って楽しんでいる子供が多く、「空力翼艇ラム」を完成させた子供は、自分が作っ
たラムを廊下で何度も飛ばして遊んでいました。頑張って作ったカラフルな飛行機が高速で飛行する様子を見て、
どの子供も、ものづくりの楽しさを実感していたようです。
「カレイドサイクル」の工作では、1枚の紙を切ったり折ったり貼ったりすることで立体的なおもちゃを作り
ました。この工作を実施する前は、子供たちがどの程度興味をもってくれるかが心配でしたが、実際にやってみ
ると子供たちに大変好評であり、スペースを拡張して対応しなければならないほど盛況でした。この工作も難易
度が高く、少し時間がかかってしまった子供も多かったようですが、最終的にはどの子供も無事に完成させ、紙
を切って折っただけの立体がくるくると回り続けるという不思議な体験を楽しんでいました。
「おもしろ電池」の工作では、「重曹」「水」「鉛筆の芯」という身近な材料で燃料電池を作りました。この
工作は、複雑な作業がそれほど無く、どの子供もあまり時間をかけずに燃料電池を完成させていました。そして、
燃料電池の完成後には、乾電池を使ってその燃料電池を充電し、充電された燃料電池によって電子オルゴールが
動作するかを試してみました。充電中には、水中の芯から小さな泡が数多く発生するため、どの子供も泡の発生
を不思議そうに観察していました。そして、充電後の動作確認で電子オルゴールが鳴り始めると、「やったー」
といった声をあげたり、満面の笑顔をみせたりして、工作の成功に満足していました。
「圧電素子ライト」の工作では、圧電素子を用いた簡易的なライトを作りました。この工作では、2個のLE
Dの端子同士をラジオペンチでねじり合わせたり、LEDの端子にリード線を接続したりするなどの難しい作業
が必要になるため、小さな子供は親や指導員と一緒になって作業を行いました。小学校高学年ぐらいになると子
供だけで頑張ってやり遂げていたようです。そして、どの子供も、「圧電素子ライト」が完成した後には、ビー
玉入りのケースを振って圧電素子に衝撃を加え、LEDが点滅する様子を楽しんでいました。
また、今回のイベントでは、より多くの皆様に「知的財産権」を身近に感じていただけるように、知的財産権
に関するパネルの展示、弁理士の仕事に関する映像の放映、知的財産権に関するブックレットの配布などを行い
ました。興味深くパネルを読んだり、指導員に話を聞いたりする来場者も多く、大勢の方が知的財産権に興味を
持たれたように思います。
知的財産権制度推進委員会 弁理士 鈴木 和政
守山区)で開催されます。本年度は、8月2日(土)に開催され、中部経済産業局主催の「サイエンスショー」や、
愛知県内の試験研究機関、教育機関その他の団体により開設される科学体験イベントなど、科学に関する楽しい
催しが様々に行われました。そして、日本弁理士会東海支部は、今年も中部経済産業局主催の「サイエンスショ
ー」に協力する形で“自然科学体験”と題した工作ブースを開設しました。
今年は、4種の工作(午前:空力翼艇ラム、カレイドサイクル、午後:おもしろ電池、圧電素子ライト)を実
施しました。
「空力翼艇ラム」の工作では、一枚の紙から翼の形をした紙の飛行艇を作りました。この工作は、紙を複雑な
形状に切ったり、それを正確に貼り合わせたりしなければならず、工作としては少し難しかったかも知れません
が、子供たちは皆あきらめずに頑張って作り上げていました。この工作では、絵を描いたり色紙を貼ったりして、
自分だけのオリジナル品を作って楽しんでいる子供が多く、「空力翼艇ラム」を完成させた子供は、自分が作っ
たラムを廊下で何度も飛ばして遊んでいました。頑張って作ったカラフルな飛行機が高速で飛行する様子を見て、
どの子供も、ものづくりの楽しさを実感していたようです。
「カレイドサイクル」の工作では、1枚の紙を切ったり折ったり貼ったりすることで立体的なおもちゃを作り
ました。この工作を実施する前は、子供たちがどの程度興味をもってくれるかが心配でしたが、実際にやってみ
ると子供たちに大変好評であり、スペースを拡張して対応しなければならないほど盛況でした。この工作も難易
度が高く、少し時間がかかってしまった子供も多かったようですが、最終的にはどの子供も無事に完成させ、紙
を切って折っただけの立体がくるくると回り続けるという不思議な体験を楽しんでいました。
「おもしろ電池」の工作では、「重曹」「水」「鉛筆の芯」という身近な材料で燃料電池を作りました。この
工作は、複雑な作業がそれほど無く、どの子供もあまり時間をかけずに燃料電池を完成させていました。そして、
燃料電池の完成後には、乾電池を使ってその燃料電池を充電し、充電された燃料電池によって電子オルゴールが
動作するかを試してみました。充電中には、水中の芯から小さな泡が数多く発生するため、どの子供も泡の発生
を不思議そうに観察していました。そして、充電後の動作確認で電子オルゴールが鳴り始めると、「やったー」
といった声をあげたり、満面の笑顔をみせたりして、工作の成功に満足していました。
「圧電素子ライト」の工作では、圧電素子を用いた簡易的なライトを作りました。この工作では、2個のLE
Dの端子同士をラジオペンチでねじり合わせたり、LEDの端子にリード線を接続したりするなどの難しい作業
が必要になるため、小さな子供は親や指導員と一緒になって作業を行いました。小学校高学年ぐらいになると子
供だけで頑張ってやり遂げていたようです。そして、どの子供も、「圧電素子ライト」が完成した後には、ビー
玉入りのケースを振って圧電素子に衝撃を加え、LEDが点滅する様子を楽しんでいました。
また、今回のイベントでは、より多くの皆様に「知的財産権」を身近に感じていただけるように、知的財産権
に関するパネルの展示、弁理士の仕事に関する映像の放映、知的財産権に関するブックレットの配布などを行い
ました。興味深くパネルを読んだり、指導員に話を聞いたりする来場者も多く、大勢の方が知的財産権に興味を
持たれたように思います。
知的財産権制度推進委員会 弁理士 鈴木 和政