東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2004/01/21

知的財産セミナー2004のご案内

   新年おめでとうございます。
   御承知の通り、知的財産制度を取り巻く環境は、国の政策に基づき、今、大きく進化しようとしております。
  また、地方自治体においても、こうした国の政策に呼応して、積極的な施策が図られようとしております。とり
  わけ、世界的な「モノづくり」の拠点である愛知県からは、全国に先駆けて発足した「知的財産戦略会議」によ
  る精力的な審議を経て、近々「あいち知的財産創造プラン」が発表されようとしております。私たち日本弁理士
  会東海支部も、こうした審議に参画し、これまで積極的に提言して参りました。
   こうした国や地方自治体の施策を総覧したとき、その内容を端的に表すキーワードは、「創造」,「保護」,
  「活用」及び「人材育成」であるといえます。今後、こうしたキーワードに象徴される施策が効果的に実施され、
  そうした施策により地域産業が効率よく活性化されることが切望されます。特に、厳しい環境に置かれた中小企
  業が、進化する知的財産制度をどのように利用し、また、他人の「知」をどのように自社で活用するかという視
  点は、地域産業の活性化を考えた場合、極めて重要なものと考えます。
   そこで、当支部では、来る1月29日に、これまで政府や省庁の各種の専門委員を歴任された馬場錬成氏をお
  迎えし、「知的財産セミナー2004(がんばれ東海ものづくり、生かせ知的財産)」を、以下の要領で開催い
  たします。また、同氏の基調講演終了後には、我々弁理士がパネリストとなり、「知財の流通で企業は再生する
  のか? 掴め輝く知財、ひらけ企業の未来」と題して、シンポジュームを行います。是非、ご参加下さるようお
  願い申し上げます。

                                      副支部長 弁理士 稲葉 民安