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新聞掲載記事

更新:2013/12/27

意外に身近な特許

 知財こぼれ話の執筆のご依頼を頂いたとき、何を書こうかとふと思いを巡らしていますと、ペットボトルの飲料水に「配合特許」なる文字が印字されているではありませんか。私がこの業界で生きている人間であることも関係していると思いますが、知財をパッケージに入れた商品も見かけることはよくあります。もし、ここに2つの商品が並んでいて、一方が「特許」なる表示がされていて、他方がされていないとすると、消費者はどちらを選ぶでしょうか。私は、一消費者としては「特許」の表示があるものを選んでしまうと思います。私が知財の世界を全く知らない小学校の頃から、何か分からないけど「特許」というものがあることは知っていましたし、よくある早口言葉で「東京特許許可局」というものも話題になったことがあります。このように特許は意外と身近なんだと改めて感じてしまうこの頃です。

弁理士 萩野 義昇