弁理士の主な仕事は特許出願書類の作成です。通常、依頼があると、発明者の方の所にうかがって直接、発明した内容を説明して頂きます。このとき、図面などを参照しながら説明して頂くことが多いのですが、発明のサンプル品を見せて頂けることもあります。サンプル品を実際に見てみると、2次元的な図面だけを見る場合に比べ、格段に理解し易いので、サンプル品を持ってきて頂けると運が良いなと感じます。
先日うかがったお客様の所では、3Dプリンターで作成したサンプル品を持ってきて頂きました。このサンプル品は、樹脂製のための非常に軽く、実際の1/2スケールでしたが、幾つかの部品に分解することもできました。発明者のお話では、3Dプリンターを使うと、大きさによって異なるものの、およそ1日もあればサンプル品を作成できるそうです。技術の進歩に驚くとともに、3Dプリンターがもっと普及する良いなと思いました。
弁理士 金森 晃宏