私の弁理士登録は、平成の時代ではなく、今は昔の昭和53年です。登録後33年以上が過ぎ、紅顔の美青年?もしっかりと歳をとりました。学生時代の同級生がリタイヤしていく中で、未だ現役として活躍できることは感謝しなければならないかもしれません。
近年の弁理士試験の大量合格者時代と違って、弁理士登録後の開業がさほど困難ではなく、私の登録前後の先輩や後輩のほとんどが開業されています。今思えば、良い時代に弁理士登録できたなぁーと思います。
しかし、現在の状況で弁理士となっても決して悲観する必要はないと思います。弁理士は、知的財産を扱う仕事ですので日本だけではなく世界中の国を相手にすることができる上に、特に、資源のない日本にとって今後の日本が世界に伍して活躍できる要素の一つとして「知的財産」が挙げられることは多くの識者が指摘しているところです。このためには、弁理士としてしっかりと自己研鑽することが必要ですが、この点は、弁理士という職業だけに要求されることではなくサラリーマンであっても必要なことです。多くの後輩弁理士が自己研鑽に励んで、これからの日本を益々盛り上げていってほしいと思います。
頑張れ、弁理士。頑張れ、ニッポン。
弁理士 今崎 一司