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新聞掲載記事

更新:2011/12/27

私が弁理士登録した頃(1)

 私は、平成22年4月に弁理士登録しました。近年、弁理士の合格者数は、増加の一途をたどっています。中でも、私は、合格者数が過去最大の813名となった平成21年度試験で合格したバブル弁理士です。
 一方、特許業界の景気は、弁理士の合格者の増加と反比例するかのように、下降してきたように思います。2008年のサブプライムローン問題は、ダメ押しになったように思います。
 このような時代では、実務のスキルがこれまで以上に要求され、増えすぎた弁理士はいずれ淘汰されるであろうと感じています。しかし、かかる状況は、ある意味、チャンスであると考えます。いや、チャンスと考えるしかないというのが本音でしょう。バブル弁理士は、従前よりも自己研鑽が強制される状況に直面しています。つまり、バブル弁理士は、生き残るために自己研鑽せざるをえず、なかば強制的にスキルアップできるチャンスに恵まれていると言えます。弁理士淘汰の波に飲み込まれないように、また、将来の明るい弁理士人生を実現するために努力せねば、と自身に言い聞かせる毎日です。

弁理士 上田 充