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新聞掲載記事

更新:2011/08/31

【弁理士トーク】能力担保研修の楽しみ方

 現在、毎週木曜日に特定侵害訴訟代理業務に関する能力担保研修を受けています。この研修は、知的所有権関係の侵害訴訟に関する訴訟代理人となるのに必要な学識及び実務能力に関する研修であり、この研修を修了すれば年1回の「特定侵害訴訟代理業務試験」を受けれるようになります。
 今、この能力担保研修に出るのがかなり苦痛になっています。。。研修を全部きちんと受講して、課題提出などもしなければ、研修を終了したと認めてもらえません。そして、この研修では、弁理士試験では学ばない民法、民事訴訟法の知識が必要であり、睡魔に襲われます。
 しかし、この研修では、特許権等の侵害訴訟に携わっている弁護士の先生が、交代で講義をします。弁護士の先生は千差万別、各先生それぞれ特徴があり様々な話が聞けます。そして、普通では聞けないような実務の話というのは面白いもので、流暢な弁護士の先生が話すと、より一層面白い話に聞こえます。このため、今では次にどんな弁護士の先生が話すのかが楽しみであり、この研修を通じて最近消えかかっていた学ぶ意欲がまた芽生えてきています。

弁理士 大垣 成