東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2011/07/29

「自然科学体験」を開催~夏休みの楽しい工作体験~

 子供たちにとって、一年の中でももっとも楽しい時期が「夏休み」ですね。その夏休み期間中の8月6日(土)に、「なごやサイエンスひろば」が開催されます。このイベントは、児童が楽しく科学を体験できるようにすることで、未来を担う子ども達の発明や工夫への関心を高めることを目的として、開催されます。
 同イベントでは、中部経済産業局主催の「サイエンスショー」や、愛知県内の試験研究機関、教育機関その他の団体により開設される科学体験イベントなど、楽しい科学に関する様々な催しが行われます。
 日本弁理士会東海支部は、同イベントの趣旨に賛同し、昨年に引き続き今年も「自然科学体験」のブースを開設します。「自然科学体験」では、身近にある材料を使って科学の不思議な世界を体験し、科学技術の楽しさを感じてもらおうと、以下のような各種の工作を用意しています。
 それぞれの工作では、多くの弁理士が指導員としてお手伝いしますので、工作がうまくいかない場合や、工作の内容でわからないことがあれば、遠慮なくお近くの指導員に質問してください。なお、諸事情により予告なく工作の一部を変更することがあるかもしれませんが、その際はご容赦ください。

(1)カレイドサイクル

 カレイドサイクルは、三角すいがつながって輪になったもので、紙を切って折っただけで作れてしまう立体のおもちゃです。中心からひっくり返すと、万華鏡のように、くるくると絵が変わります。不思議なことに、この輪は何回でも回転することができます。この工作は、展開図と立体の関係という数学的要素と、立体が回転するという物理的要素を備えていますので、楽しみながら数学・物理に接することができます。

(2)風コマ

 風コマは、紙を切ったり折ったりすることで作ったコマです。机の上において真上から息を吹きかけるとクルクル回ります。切り方や折り方によって、よく回ったり、逆に回らなかったり。よく回る切り方・折り方を見つけてみてはいかかですか?上手くいけば、飛び上がるかも!真上から下に向かって息を吹きかけているのに・・・不思議?

(3)静電気クラゲ

 よくセータを脱ぐとパチパチと静電気が発生し、髪の毛が逆立つことがあります。静電気クラゲは、その静電気を利用しビニルひもで作った足の長いクラゲを、空中にふわふわと浮かべて楽しむ工作です。風船と静電気クラゲをティッシュ等で擦り電気を貯めます。そして、静電気クラゲを一気に上に投げると静電気でクラゲの足が広がり、静電気クラゲに風船を近づけて落ちないようにふわふわと浮かべて遊びます。

(4)ストロー飛行機

 一見すると、飛行機に見えない筒型のストロー飛行機。まっすぐにふわふわと飛びます。作り方は、厚紙を短冊状に切り取り、両端をつなげてリングにしたものを2つ作成します。あとは、2つのリングをそれぞれストローの両端に連結して出来上がり。先端側におもりを付けるとより安定して飛ばすことができます。また、リングやストローの数を変えたり、リングに絵を描く等、様々な工夫をすれば自分だけのストロー飛行機が出来上がります。是非、みんなで作ってみましょう。

 どれも派手な工作ではありませんが、子ども達にとって楽しい企画となるよう工夫しました。工作したものは全てお持ち帰り頂けます。また、ご家庭でも同じものを作れるように説明書を用意しております。ぜひ当支部のブースにお立ち寄りいただき科学の不思議な世界を体験してください。
 当支部の「自然科学体験」は、8月6日(土)の10時より16時まで、なごやサイエンスパーク内でイベントの総合受付となる「先端技術連携リサーチセンター」(名古屋市守山区大字下志段味字穴ケ洞2268-1)3階において行われます。
 当支部のイベントは参加費無料、事前予約不要です。工作については、できるだけ多くのお子さんに参加してもらえるように十分な数を準備していますが、時間上の理由などにより参加者を制限する場合もございますので、あらかじめご了承ください。
 「なごやサイエンスパーク」では、当支部のイベント以外にもお子さん達にとって興味深いイベントが目白押しですので、一日お楽しみいただけると思います。
 夏休みの思い出としてぜひお出かけ下さい。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員長 弁理士 髙橋 祥起

カレイドサイクル カレイドサイクル

風コマ 風コマ