平成23年3月11日、東北地方を含む東日本を未曾有の大災害が襲いました(福島原発は一部人災を含む気もしますが…)。
私にとっても、伯父、伯母を含む多くの親類が石巻市近郊に住んでいますので、親類の安否が確認できるまで精神的に辛い時期を過ごしました。親類の安否を確認すると、今度は、「強い無力感」が私を襲いました。東日本と西日本における商用電源周波数の相違により、名古屋での節電では被災地に貢献できず、流通網の寸断により、被災地に物資を配送することもままならなかったからです
無力感に苛まれながら、私は、東日本の復興について考えていました。東日本の復興には多額の復興資金が必要ですが、復興資金の捻出には、経済活動の活性化が必要となります。従って、私個人としては、未だに蔓延している「自粛ムード」に流されることなく、平常通りの生活を心がけつつ、平年以上に弁理士業務を遂行することで、経済復興に継続的に貢献していきたいと思います。
弁理士 野崎 仁嗣