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新聞掲載記事

更新:2011/02/28

【弁理士トーク】赤ちゃんとの触れ合いを通じて

 昨年の秋、初めての赤ちゃんが生まれました。全てが初めてのことで大変ですが、それもまた楽しいものだと実感します。
 赤ちゃんの世話をしていると、どうにも泣き止まない場面にしばしば出くわします。そんな時、「赤ちゃんの気持ちが分かったらいいのに」、と思う場合があります。当然、0歳児なので言葉をしゃべることはできません。自分の思いを相手に伝えることや、相手の思いを理解することは難しいことだな、と改めて思います。
 弁理士の仕事の一部として、発明というある種漠然としたものを文書とする業務があります。その際、この発明はとてもすばらしいと思っても、その思いだけでは、特許庁の審査する方々等を納得させることができません。そのため、代理人として、発明のすばらしさを論理的に説明します。そう考えると、発明した人が持つ発明への思いを、相手に伝えることを手助けすることが弁理士の仕事と言えるかもしれません。
 依頼人(又は自分)の思いを相手に伝えることの手助けする仕事。そう考えると、ちょっとうれしい気持ちになります。

弁理士 岡田 恭伸