東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2010/11/30

中小企業経営者のための知的財産ゼミ~事業の健全な発展を目指し、知的財産を有効に活用してみませんか~

 特許,商標,意匠,著作権等の知的財産は、事業を行う上での大きな武器となり、有効な権利を取得することで、競合他社に対して優位に立てます。上手くいけば、貴方の会社の製品やサービスが市場を独占することも夢ではありません。
 逆に、そのような知的財産権を他社が所有する場合、自身の事業の大きな脅威となります。昨今では、中小企業であっても、知的財産に関する正しい知識を持ち、知的財産についての活動を行う必要に迫られていると考えます。
 しかしながら、多くの中小企業の経営者の方は、

知的財産についてよく理解していない。
知的財産活動をどうやって行ったらいいか解らない。
既に何らかの活動を行っているが、満足ではない。

といった悩みを持たれているのが現状ではないでしょうか。

 知的財産に関する一般的なセミナーが頻繁に行われていますが、忙しい経営者にとって、どのセミナーに参加すべきかの判断は難しいところです。また、セミナーを主催し、講師を派遣することのも多い私ども東海支部にとっても、セミナーでは多数の受講者を対象としたいわゆるレディメイドの講義内容となっています。
 そこで、知的財産に関心のある中小企業経営者の方のために、このたび日本弁理士会東海支部ではオーダーメイドの研修会(ゼミ)を企画致しました。
 ゼミの内容は参加者の希望に沿って決めてまいります。参加希望者のご参考・目安として、次のテーマを考えています。

□知的財産権を利用した事業戦略 ex.競合他社に対して優越的地位に立つために
□他企業保有権利の調査の必要性 ex.知っておくべき競業他社の開発動向
□知的財産活動における弁理士の関わらせ方 ex.弁理士に何を,どこまで依頼するか
□有効性の高い権利を取得するための秘訣 ex.特許マップの作成
□知的財産権の移転,売買 ex.移転の際の必要手続き,譲受の場合の留意点
□不正競争防止法について ex.権利がないのに真似をされたときどうする
□知的財産権に基づく他社からの攻撃の回避 ex.突然の警告に対する処置
□知的財産担当部署の立上げ・組織化 ex.どんな担当者が必要か,発明の発掘をどうする
□自社保有の知的財産権の見直し~棚卸と仕分け ex.無駄な特許権,審査請求・外国出願の要否
□ライセンス契約における注意点 ex.ライセンスを受ける側,与える側がすべきこと
□パンフレット,ホームページ等の作成の際の著作権問題 ex.使ってもいい写真,悪い写真

 上記に挙げられていないテーマがあれば、申込書に記入ください。ゼミといっても、宿題を出すことはない予定(?)ですので、ご安心ください。
 中小企業では、経営者自らが正しい知識を持ち適切な決断を下さなければ、充実した知的財産活動を推進することが困難だと思われます。
 「これから知的財産活動を積極的に展開していきたい。」、「現在行っている知的財産活動を見直し、効率を向上させたい。」といったお考えをお持ちの経営者の方々奮ってご参加下さい。

開催要領は次の通りです。

日 時:平成22年11月~平成22年2月(月1回、計3回程度)
(第1回)平成22年11月29日(月)17:00~19:00<第1回ゼミ終了後に懇親会(無料)を予定しています。>
(第2回目以降)第1回ゼミにおいてグループごとに開催日を決定します。

場 所:日本弁理士会東海支部 会議室(名古屋市中区栄2-10-19 名古屋商工会議所ビル8階)

実施要領:少人数(経営者の方3~6名+弁理士2~3名)を1つのグループとしたゼミの形式で行い、講義のテーマも、グループを構成するメンバーに合せて適宜決定します。いわゆる懇談会形式となります。

参加費:無料

参加資格:中小企業経営者(取締役レベルの方に限定)

募集人員:18名(3グループを予定)

申込方法 HPを参照の上、平成22年11月10日(水)までに日本弁理士会東海支部宛てにFAX(052-220-4005)又はご郵送下さい(所定事項をご記入の上、下記アドレスまでメールでご返信いただいても構いません。また下記ホームページ上でもご案内します。)。
定員になり次第締め切らせて頂きます。また、参加の可否はFAXでお知らせします。

お問合せ先 日本弁理士会東海支部 事務局
      電話052-211-3110 FAX052-220-4005
      e-mail: [email protected] http://www.jpaa-tokai.jp/

日本弁理士会東海支部 知的財産支援委員会
副委員長 弁理士 佐藤 光俊