東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2010/07/30

「自然科学体験」を開催

 子供たちにとって、一年の中でももっとも楽しい時期が「夏休み」ですね。その夏休み期間中の8月7日(土)に、「なごやサイエンスひろば」が開催されます。このイベントは、児童が楽しく科学を体験できるようにすることで、未来を担う子ども達の発明や工夫への関心を高めることを目的として、開催されます。
 同イベントでは、テレビでおなじみの岩藤英司氏(東京学芸大学附属高等学校教諭)による「サイエンスショー」(中部経済産業局主催)や、愛知県内の試験研究機関、教育機関その他の団体により開設される科学体験イベントなど、楽しい科学に関する様々な催しが行われます。
 日本弁理士会東海支部は、同イベントの趣旨に賛同し、本年度より「自然科学体験」のブースを開設します。「自然科学体験」では、身近にある材料を使って科学の不思議な世界を体験し、科学技術の楽しさを感じてもらおうと、以下のような各種の工作を用意しています。
 なお、それぞれの工作について多くの弁理士を指導員として配置しますので、工作がうまくいかない場合や、工作の内容でわからないことがあれば、遠慮なくお近くの指導員にお問い合わせください。

(1)ストロー笛

 ストロー笛は、ストローを材料に作った笛です。音を出しながらストローを動かしてみると、トロンボーンのように音の変化を楽しむことができます。上手く音がでるように工夫してみましょう。ストロー笛で音の不思議を体験してみませんか。

(2)キラキラ分光器

 「分光器」という名前には、あまり馴染みがないかも知れません。でも、プリズムで太陽の光を分けて、光が虹色に分かれることを観察した人は多いのではないでしょうか。手作り分光器では、プリズムを使わずに、回折格子シート(ホログラムシート)という、光を虹色に分けるフィルムを使います。できあがった手作り分光器で蛍光灯や白熱灯の光を見て、光の不思議で美しい世界を味わってください。

(3)CDホバークラフト

 CDホバークラフトは、CD(コンパクトディスク)と風船を使って、CDを陸上で滑らせることができるようにしたホバークラフトです。工作後は、自分達で作ったCDホバークラフトを使ってゲームを楽しみましょう。ゲームは長い板の上を滑らせる簡単なものです。CDホバークラフトをカーリングのように上手に滑らせてゲームをクリアした子ども達には景品があるかも?

(4)ベンハムのコマ

 ベンハムのコマは、白黒の特殊な模様が表面に描かれたコマです。このコマを回すと白黒以外の色が見えてきます。また、色がついているコマを回すと、今度は真っ白に。色の不思議を体験して下さい。今回のコマは、CDとビー球を利用して作ります。ビー球をコマの軸に使うと、コマはとてもよく回りますよ。こんな所にも科学の秘密が隠れています。

 

 どれも派手な工作ではありませんが、子ども達にとって楽しい企画となるよう工夫しました。工作したものは全てお持ち帰り頂けます。また、ご家庭でも同じものを作れるように説明書を用意しております。ぜひ当支部のブースにお立ち寄りいただき科学の不思議な世界を体験してください。
 当支部の「自然科学体験」は、8月7日(土)の10時より16時まで、なごやサイエンスパーク内でイベントの総合受付となる「先端技術連携リサーチセンター」(名古屋市守山区大字下志段味字穴ケ洞2268-1)3階会議室において行われます。
 当支部のイベントは参加費無料、事前予約不要です。工作については、できるだけ多くのお子さんに参加してもらえるように十分な数を準備していますが、時間上の理由などにより参加者を制限する場合もございますので、あらかじめご了承ください。
 「なごやサイエンスパーク」では、当支部のイベント以外にもお子さん達にとって興味深いイベントが目白押しですので、一日お楽しみいただけると思います。
 夏休みの思い出としてぜひお出かけ下さい。

日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員長 弁理士 山田 強

キラキラ分光器工作の様子 キラキラ分光器工作の様子