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新聞掲載記事

更新:2008/11/22

【弁理士コラム】近寄りたくない生き物

 山では、できれば近寄りたくない生き物にばったり出会ったりします。虻や蚊は日常茶飯事で、マムシや時には熊にも…。今まで自分が襲われて印象深い生き物を挙げると、スズメバチ、マダニ、ヒルが挙げられます。
 この中で生命にかかわるものといえば、まずスズメバチですが、マダニも下手をすると死に至ることがあるそうです。マダニのキバは皮膚にがっちり喰い込み、ボディを引っ張って剥がそうとすると、キバが皮膚内に残ってしまうそうです。慌てて皮膚科に行ったら、喰われた部位及び周囲の皮膚を根こそぎ切り取られました。
 でも噛み跡の見た目の強烈さでは、やはりヒルでしょうか。ヒルに噛まれても痛くも痒くもありませんが、かなりの間は血が止まらないので、気付いたときには衣服が真っ赤…という事態が起こります。ヒルを全く知らないで体験された方には相当にショックが強いようです。ヒルは沢沿いに多いのですが、木の上から落ちてきたりもします。梅雨時に鈴鹿山系に入るとヒルの雨が降ることがあるので、油断なりません。
 そんな目に遭っても山に行くのが嫌になったりしないのが、山ヤと言われる人たちです(自分も含めて)。


弁理士 廣田 美穂