東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2007/10/02

特許・意匠・商標なんでも110番

1.無料特許相談のご案内

 今回は日本弁理士会東海支部で行っております無料特許相談、通称「特許・意匠・商標なんでも110番」についてご紹介いたします。
 日本弁理士会東海支部では、祝日と年末年始(12/28~1/7)を除く毎週月曜日から金曜日の午後1時から午後4時まで、特許、商標その他知的財産権全般に関する相談(以下「特許相談」という。)を無料にて行っております。
 無料特許相談は、特に制限なく一般のどなたでもご利用いただけます。この相談では、日本弁理士会東海支部に属する弁理士が輪番で直接応対しておりますので、皆様の知的財産権に関する疑問や悩みに対して、知的財産権のプロの目から見た適切なアドバイスをさせていただけるものと思います。弁理士には守秘義務があり、皆様からの相談に関する秘密は固く守られますので、安心してご相談いただけます。是非ご利用下さい。


 この無料特許相談は、名古屋商工会議所(名古屋市中区栄2-10-19)8階の日本弁理士会東海支部室内で行われております。場所は本紙面に掲載のマップでご確認下さい。
 相談時間は上記のとおり1日3時間に限られており先着順に受け付けておりますので、無料特許相談を希望される方は、相談希望日の前日迄に日本弁理士会東海支部まで電話予約(電話番号:052-211-3110)をされておくことをお勧めします。また、当支部まで直接来られない方のために電話による無料特許相談も行っております。但し、電話相談の場合は予約を受け付けておらず、当日の相談員(担当弁理士)の空いている時間のみの対応となります。尚、手紙、FAX、電子メールでの相談は一切受付けておりません。



2.無料特許相談に際しての留意点

 (1)無料相談という性格上、相談時間は1回当たり30分を限度とさせていただいております。従いまして、何について相談を行うか、質問したい点は何か等、相談依頼者サイドで予め相談内容を明確化しておいていただくことをお願いいたします。

(2)無料特許相談では、特許法、商標法、著作権法等の知的財産権に係る法令、日本及び諸外国での特許・実用新案・意匠・商標に関する登録制度の内容、権利が得られるまでの手続の流れと当該手続に必要な書類や物品、登録迄の手続段階と登録後の権利維持に要する大まかな費用、著作権制度、特定不正競争の内容、訴訟、等、知的財産権に関し広範囲の一般的な質問に対して専門的アドバイスを受けることができます。

(3)しかしながら、無料相談の範囲を超える相談については応じられない場合があります。具体例を挙げますと次のとおりです。
・特許出願、商標登録出願等に関する出願書類(願書、明細書、図面等)や中間手続書類(意見書、補正書等)の作成あるいは添削
・個別具体的な案件についての出願や登録に要する費用の見積
・個別具体的な案件についての先行技術調査の実行や過去の調査結果に対する評価
・個別具体的な案件についての鑑定ならびに鑑定書の作成
・知的財産権の範囲を超える民事上ならびに刑事上の相談
・特定の個人や会社を攻撃対象とするような相談



 なお、無料特許相談の範囲を超える個別具体的な案件については、内容に応じて東海支部に所属する弁理士の紹介制度を利用することができます。紹介制度の利用自体は無料ですが、紹介された弁理士に当該案件の処理を依頼される場合には、当事者(紹介を受けた者)と紹介弁理士との間に委任契約が発生します。従って、正式に依頼する前に依頼内容と弁理士費用について当該弁理士との間で十分にご確認ください。


 以上、日本弁理士会東海支部が行っております無料特許相談(特許・意匠・商標なんでも110番)について簡単にご説明いたしました。この相談制度については当支部のホームページでも詳しく紹介しております。
 日本弁理士会東海支部では、知的財産権制度に関する社会的なニーズにお応えできるように今後も無料特許相談制度を一層充実させるべく努力する所存です。本制度について、ご意見ご要望がございましたら当支部まで遠慮無くご連絡下さいますようお願い申し上げます。



日本弁理士会東海支部 総務委員会 委員長
弁理士 安部 誠