東海会の活動について

新聞掲載記事

更新:2007/07/30

イベントにブース開設~科学の不思議な世界に招待~

 子供たちにとって、一年の中でももっとも楽しい時期「夏休み」。その夏休み期間中の8月20日(月)に、「キッズ・テクノ・サイエンスショー2007」が開催されます。このイベントは、愛知県等の主催により、モノづくりや最先端の科学技術を体験できるようにすることで、元気なあいちを支える子供達に科学技術の楽しさを伝えることを目的として、昨年から始まりました。

 同イベントでは、米村でんじろう氏による「サイエンスショー」をはじめとするステージショーと、愛知県内の試験研究機関、教育機関およびその他団体により開設される「科学技術・モノづくり体験コーナー」と、の2つの催し物が行われます。

 日本弁理士会東海支部は、同イベントの第1回目となる昨年より、科学技術・モノづくり体験コーナーに参加しており、今年も科学技術・モノづくり体験コーナーに参加してブースを開設します。当支部のブースでは、身近なモノを使って科学の不思議な世界を体験し、科学技術の楽しさを感じてもらおうと、以下のように、工作や実験などのいろいろな出し物を用意しています。なお、それぞれの出し物について複数の指導員を配置する予定ですので、工作がうまくいかない場合や、工作・実験の内容でわからないことがあれば、遠慮なくお近くの指導員にお問い合わせください。

(1)飛行リング
 「飛行リング」とは、その名の通り、空飛ぶ輪っかのことです。飛行リングは、何の変哲もない紙を折り曲げておもりになる部分を作り、折り曲げた紙をリング状にすることでできあがります。おもりになる部分を作るときや、紙をリング状にするときにいろいろと工夫をすると、遠くまでとばすことができる飛行リングができあがります。
 材料となる紙の種類によっても、遠くまで飛んだり飛ばなかったりします。また、できあがった飛行リングを遠くに飛ばすためには、投げ方にちょっとしたコツが必要です。そこで、材料にする紙の種類、飛行リングを作るときの紙の折り方や丸め方、飛行リングの投げ方をいろいろと工夫して、飛行リングをより遠くに飛ばしてみてください。

(2)手作り分光器
 「分光器」という名前には、あまり馴染みがないかも知れません。でも、プリズムで太陽の光を分けて、光が虹色に分かれることを観察した人は多いのではないでしょうか。手作り分光器では、プリズムを使わずに、回折格子シート(ホログラムシート)という光を虹色に分けるフィルムを使います。
 「回折格子」を使った分光器は、大学や研究所などで光の性質を調べるために使われるとても複雑な機械ですが、簡単なものであれば身近な材料を使って簡単にできちゃいます。紙の箱にスリットを作り、スリットの反対側にこの回折格子シートを貼り付けると分光器のできあがり。とても簡単ですね。
 できあがった手作り分光器で、蛍光灯や白熱灯などのいろいろな光源の光を見ると、同じように白く見える光も光源の種類によってその性質が違っていることがわかります。自分で作った分光器で蛍光灯や白熱灯の光を見て、光の不思議で美しい世界を味わってください。

(3)アルミ缶振り子ベル
 この出し物の材料も身近にある材料、アルミ缶。アルミ缶の間には、ストローにつり下げられたクリップ。このクリップが、振り子のおもりになります。そして、種も仕掛けもないアルミ缶に魔法の棒(「魔法」ではないんですが、本当は)を近付けると…。どうなるかは、当支部のブースに来て、実際に体験してみてください。

 このほかにも、まだまだ、いろいろな出し物を用意しています。もちろん、でんじろう先生の「サイエンスショー」と比べると、規模や迫力は劣るかもしれません。
 しかしながら、楽しさだけは負けないつもりで企画をしておりますので、ぜひ当支部のブースにお立ち寄りいただき科学の不思議な世界を体験してください。
 なお、工作については、できるだけ多くのお子さんに参加してもらえるように準備をしていますが、時間的な理由などにより、整理券を配布して参加者を制限する場合もございますので、あらかじめご了承ください。

 当支部がブースを開設する「キッズ・テクノ・サイエンスショー2007」は、8月20日(月)の10時より17時まで、愛知県体育館において行われます。参加費は無料ですが、あらかじめ参加申込が必要です。参加申込の方法の詳細については、愛知県の広報誌やホームページをご覧ください。


日本弁理士会東海支部 UR-10委員会
委員長 弁理士 水野 義之