日本弁理士会東海支部は、同フェアの開催当初から共催者として参画しており、本年も、例年と同様にエントランスホールにて、「自然科学体験・科学の不思議を体験しちゃおう!」と題する自然科学工作コーナーと、「発明なんでも相談会」と題する無料相談コーナーを開設します。
自然科学工作コーナーでは、比較的身近にある材料を用いた簡単な工作を通じて、「なぜ動くんだろう(動かないんだろう)?」と考えながら自然科学現象を体験することが出来ます。また、一つの工作を自分の力で(時には指導員の助けを借りながら)完成させ、その完成した工作で実際に遊んでみる(動作を確認してみる)ことで、モノ作りの楽しさや難しさを実感することが出来ます。手前味噌となりますが、この自然科学工作コーナーには、毎年、参加者の方々から「材料が比較的身近な物であり、家でも出来そう」等の好意的な感想を多数いただいており、大変な好評を博しております。
工作によっては、開始前から多くの子供達が列を作って並ぶものもあり、準備する私達としては大きなやりがいを感じています(同時にプレッシャーも・・・)。今年度は、以下の4つの工作を予定しています。なお、各工作については、一人でも多くの子に参加してもらえるように材料等を準備しますが、時間的な理由等により、整理券を配布して参加者を制限する場合もございますので、あしからず御了承下さい。
一つ目(午前10時~)は「圧電素子ライト」。皆さん、「圧電素子」というものをご存じですか?「圧電素子」と漢字で書くと小難しそうですが、例えば電子ライター、ガスコンロ、メロディー電報や電子ブザー等と身近な物に広く使われているものであり、機械的振動が与えられると電気を発生するものです。このような圧電素子を、LEDを配線した状態でフィルムケースの底に貼り付け、ケース内にスチールボールを入れてケースを振ってみると・・・後は、実際に参加して、体験してみて下さい。
二つ目(午前11時30分~)は「君には見えるか 合体ピクチャー!」。正方形の厚紙の表と表に異なる絵を描き、人差し指と親指の間に厚紙を軽くはさんで息を吹きかけ、厚紙を回転させると、表と裏の絵が合体して見えるというものです。表と裏に描かれた絵の組合せにより、回転させることによって浮かんでくる(見えてくる)絵が異なります。どんな絵が見えてくるかな?
三つ目(午後1時~)は「とことこペンギン」。ペンギンに模した紙コップが、伸び縮みするゴムの力によって「とことこ」と進むものです。水族館等にいるペンギンと同じように「とことこ」と上手く進むかな?
四つ目(午後2時30分~)は「プラコップヘリコプター」。プラスチックのコップを利用したプロペラを二つ用意し、それら二つのプロペラをストローを介して輪ゴムで連結します。一方のプロペラを動かないようにした状態で他方のプロペラをクルクルと回し、ゴムを充分に捩った後、優しく投げ上げてやると、上下のプロペラがクルクル回りながら、ゆらゆらと浮かぶように飛ぶ・・・はずです。ちょっと「コツ」が必要な工作なので、上手く飛ぶように色々と試してみましょう!
なお、何れの工作においても、複数の指導員を配置する予定ですので、上手く作れない場合や「どうしてこうなるの?」と疑問に感じた場合には、お近くの指導員にお尋ね下さい。
一方、「発明なんでも相談会」は、特許・実用新案・意匠(物のデザイン)・商標(トレードマーク)等の知的財産に関する個別の相談に、日本弁理士会東海支部所属の会員(弁理士)が応対します。私たち東海支部は、平日の午後1時~4時、伏見にある日本弁理士会東海支部室(名古屋商工会議所ビル8階)において、無料相談会を常時開設しておりますが、「平日の相談会は利用することが難しい」とお思いの方々、休日に相談会が行われる良い機会ですので奮ってご参加下さい。
以上のように、「発明の日わくわくフェア2007」は、休日に、親子で一緒に遊びつつ学ぶこともでき、子供から大人まで楽しめるイベントとなっております。最後に、今一度、イベントの日時等を記載しますので、多数の皆様のご来場をお待ち申し上げております。
『発明の日わくわくフェア2007』
日時:平成19年4月22日(日) 午前9時30分~午後5時
場所:トヨタテクノミュージアム・産業技術記念館
(名古屋市西区則武新町4-1-35 名鉄名古屋本線
「栄生駅」下車、徒歩3分)
★通常は入館料が必要ですが、フェア当日は観覧無料です。
★「自然科学体験」・「発明なんでも相談会」とも、
エントランスホールにて開催!!
日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会
副委員長 弁理士 中島 正博
副委員長 弁理士 中島 正博